宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

雪組公演 『CITY HUNTER』観劇

先日の連休中にシティーハンターを観てきました。
公演が発表されてからなにかと話題だった本作。私も(めずらしく)ちらっと原作を読んでみたり、アニメを少しだけ視聴してみたりしたのですが、正直これを「宝塚で・・・・?」という感じでした。苦笑
下ネタもそうですけど、なにより、時代が昭和なせいか古いしサブいんですよね。個人的に。
あと、個人的に演出家の齋藤先生の作品ちょっと苦手なんですよね。。。汗
なので、あまり過度に期待せず観劇に臨んだわけですが

(ここからいつも通りややネタバレ含んでます)

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観劇後の感想といえば、一言「楽しかったー!!!」でした。笑
いや、お芝居の設定が1980年代ということで昭和感がすごいんですが、(よくわからない寒い昭和ギャク満載だし苦笑)齋藤先生のサムイギャクと物語の世界観が合っていて良かった!笑

あとでググってみたら、本当に当時の流行りとかいろいろ詰め込んでたんですねっ!
あゆみ姉さん(沙月愛奈)の占い師の決め台詞とか。(当時流行った占い師の方のセリフらしい。しかも元タカラジェンヌらしいぞ 驚)

 

初見では、ホント昭和な感じが満載でちょっとびっくりというか、置いてけぼりを食らいそうになったのですが、それでも開演アナウンスの部分の流れとか、カッコイイし。
希和ちゃん(朝月希和)演じる槇村香が、咲さん(彩風咲奈)演じる冴羽獠によりかかったと思ったら、交わされて頭をポンって言うか、触れるのとか、めっちゃ王道だけど、キュンポイントだよね。ある意味 笑

というか、開演アナウンスが流れるまでの前置きストーリー長いな。おい 笑

プロローグ後の場面、希和ちゃんがパジャマ姿なんだけど、ちょっと大きめなのを着ているのか、ダボついててかわいんだけど~笑
獠と香のもとに野上冴子役のみちる(彩みちる)ちゃんが訪ねてくる場面とか、『冴子た~ん♡』とかって咲ちゃんとみちるちゃんがイチャイチャしてるのも可愛い~
お披露目公演からエロの為なら、犬にでもなっちゃう役を演じるトップスターって(笑
しかし、最初キャストが発表された時、色っぽかったり大人っぽいイメージのないみちるちゃんだったもんだから、みちるちゃん?!大丈夫???って思ったけど、全然大丈夫だったー!!
スリットから見える太ももにセットしたナイフとかがセクシィー笑

冴子と同じくらいちょいちょい出てくるのが、ひまりちゃん(野々花ひまり)演じるフリージャーナリストの冬野葉子なんだけど。
ひまりちゃん、変な髪型してるのに、超かわいいの!!凄い可愛い!!!好き!
シティーハンターのファンらしくて、毎回決め台詞的なのをキメるんだけど、しぐさといい超かわいい。
最後の辺のすわっち(諏訪さき)演じるマサとの場面とか超かわいいし。
全体的にコメディ作品ですが、マサと葉子ちゃんの場面は一番コメディよね。笑

 

冴羽獠は、チャラ男とは違うなんていうかアホな男(槇村談)全開ですが、キメるところはキメるというか。
女優の宇都宮乙からの依頼を受ける場面とか、華麗にジャケットプレイをしながら銀橋で「GetWild」歌ったり。
ねこまんまってショーパブでの乱闘の場面とか、もちろん最後の闘いの場面とかカッコいいですし。
コメディな部分とカッコイイ部分の緩急が上手に切り替えられているなぁ~って思いました。

公演が決まったときに、舞台上で果たして「Get Wild」は流れるのか?って盛り上がってたみたいですが、個人的には後半の香の未来を想って歌う「Still love her」が凄い良かったです。
作品の流れにも合っていて、でも、これもアニメの主題歌なんですよね?

 

希和ちゃんの香は男に間違われはしなさそうだけど、ボーイッシュな感じで新鮮。
とりあえず、冒頭のパジャマ姿が可愛い(何度目だ 苦笑)
最後の最後にお兄さんの仇を討った後に、獠とのしんみりした場面があるんだけど、どうもその周りでいろんな小芝居が繰り広げられていて真ん中に集中できない。苦笑

 

冴羽獠のアメリカ時代のパートナーというミック・エンジェルを演じるあーさ(朝美絢)は、まぁ~金髪カラコンが似合うことっ!こちらもカッコイイんだけど、冴羽獠同様にちょっと残念というか。笑
冒頭から、味方のフリをした敵かっと思わせておいて、そうでもなかったり、特に自ら当て馬になって獠と香をくっつけようとする姿とか、めっちゃイイやつじゃん。

咲ちゃん、希和ちゃん(それ以外の組子も)凄いカジュアルな恰好な分、カッコイイスーツ姿のあーさはおいしいよね。笑

 

シティーハンターの舞台化といえばGet Wildと一緒に話題になってた海坊主ですが、あがちーーーん笑

縣くん(縣 千)がめっちゃいい感じに演じてた。
個人的にはその外見からもっと低音ヴォイスをイメージしてたんだけど、ヴィジュアルは完璧じゃない?笑
あがちんって170は超えてたと思うけど、それくらいの身長だったと思うし凄い大きいわけじゃないと思ってたんだけど、今回ヒールのないブーツ姿なのに、ちゃんと大きく見えるのよっ!凄い!
あとターバン巻いているせいか、頭がめっちゃ小さいっ!!
(ヒールなしといえばラスト以外は咲ちゃんもヒールなかったな。。。。それであの足の長さ。。。)

最後の場面でうっかり(?)サングラスが外れるんだけど、ここが一番オペラが上がる場面ですよね。ある意味。笑
お皿割っちゃう場面も、超ベタなんだけど、毎回笑える。苦笑

 

他にも気になるお役とか、生徒さんとかたくさんいて見どころがっ!(書ききれん)

正直お役も多いし、3-4個事件が絡んでるし、(当然ですが)お歌もあるし、ちゃんと時間内に終わるのかな?って心配になったのですが、最後には全部お話を回収して、組子もたくさん活躍してるし
1回の観劇では見たりないっ!って感じですかねー(私は連休に連続で見た。苦笑)

とりあえず上に書いた以外では
夢白さん(夢白あや)は可愛いし(獠と再開する直前の照れてるところが超かわいい)
妹の香にってよりは、むしろ獠を見守っている優しき槇村演じるあやなくん(綾凰華)とか
ジェネラルまなはる(真那春人)は今までで一番カッコイイし
あすくん(久城あす)の悪役はホントどんどんハマっていってるし
おーじくん(桜路薫)の攻めまくってる髪型とか
りーしゃ(透真かずき)愛ちゃん(愛すみれ)のぺぺアキコンビも可愛いし(友人曰く教授邸ではベルばらの振りをやっているらしいぞ)
バブリーな髪型してても、その美しさは変わらないりさちゃん(星南のぞみ)とか
レンジャー物のようにシティーハンター!と叫ぶまのみー(眞ノ宮るい)にウケけつつも、メガネ姿に萌えたり
自白剤で次々に可愛らしい悪事や秘密を告白していくヤクザのみなさんとか。とかとか。笑

 

 

雪組公演でコメディって、『20世紀号に乗って』以来ですよね~
本公演ではもしかしてちぎちゃん(早霧せいな)退団公演の『幕末太陽傳』以来では?

トップが変わると組のカラーも変わるとはよく聞くけど、ホントなんですねー。笑





ミュージカル『CITY HUNTER』-盗まれたXYZ-
原作/北条 司「シティーハンター
(C)北条 司/コアミックス 1985
脚本・演出/齋藤 吉正
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