続いて、ショーの感想です。岡田先生のダンディズムシリーズの第3弾らしいです。
まぁ、私は相変わらず宝塚初心者なので、過去の第1弾、第2弾を見たことがないわけですが。苦笑
個人的に、岡田先生演出のショーってあんまり好きじゃないんですよね。
生徒さんの中には岡田先生のロマンティックレビューに出演するのが夢だった。なんて方もいらっしゃるみたいですが、私としては、ちょっと古臭く感じるし、あとゆったりしているか眠気を誘われるというか。苦笑
まぁ、古き良き美しき宝塚って感じなのかな?とも思うので、単純に好みの問題だとは思うのですが。
今回のレビューが“ロマンティックレビュー”ではなくて、“ダンディズムシリーズ”だったというのも一株の不安だったというか。苦笑
正直、私の中では、まこっちゃん(礼 真琴)に男の色気とかダンディズムを感じたことが全くなかったので。苦笑
でも、蓋を開けてみたら、凄く良かったです!
まこっちゃんも以前よりもシュッとされてきてて、少年ぽさが若干少なくなってきてたし。(礼さん比)
本作が退団公演となる愛ちゃん(愛月 ひかる)にはぴったりですしね。
プロローグのカラースーツの場面から盛り上がりますし、華やかですよね~
しかし、1つ前の雪組公演のショーでも帽子をかぶっているお衣装が多いなぁと思っていたのですが、この星組さんも結構お帽子被ってて。これは、結構2階席はツラいかも苦笑
初心者の私でも観たことがある宙組さんの「シトラスの風」でもおなじみのボンネットをかぶった娘役さんたちの場面も可愛らしいし。1幕ではたくましい姿だったり尼姿でしたからね。やはり可愛らしい娘役さんを見るのは良いものだ。笑
キャリオカの場面は、間違いなく盛り上がるし、カッコイイですよね。
この場面もこれまでのダンディズムシリーズでもあった場面らしいです。ということで長年のファンの方ならきっとおなじみですよね。しかし、この楽曲そもそも1933年公開の「Flying Down to Rio」というミュージカル映画に出てくるジャズのスタンダードナンバーなんだそう。(映画では新たな社交ダンスとして出てきたみたいですが)
いや、しかし、宝塚を観ていると(特にショー)ホント、いろんな楽曲を知ることができますよねー
私は観劇したのが結構ムラ千秋楽直前だったので、愛ちゃんの軍服姿にじ~~んとくるものがありつつ。
愛ちゃんは軍服とかコスチューム物凄い似合いますもんね。
しかし、私の印象では星組さんってけっこう路線の若手~中堅の男役さんがたくさんいるイメージなのですが、あんまり若手とかを中心にした場面が少なくてびっくり。
お芝居であんまり活躍されてなかった分、もうちょっと他の男役さんの活躍も見たかったぁ~
まこっちゃん、愛ちゃん以外ではお歌もないし。。。
思い返せば、ダンサーなこっちゃん(舞空 瞳)が活躍できるダンスの場面もなかったし。前作のロミジュリのデュエダンみたいなダンスでもいいし、花組時代の「BEAUTIFUL GARDEN」のれいちゃん(柚香光)との場面みたいな軽やかなダンスが堪能できるような場面、見たかったなぁ~
ショーのお衣装、1つ前の雪組公演のショーのお衣装が私の好みには全然合わなくて不満たらたらだったんですけど、それに比べたらこちらはだいぶ良い!カッコイイし、華やかだし。(どっちの公演も帽子が多いのでそこは賛否両論泣きもしますが)
ただ1点ロケットのお衣装はあんまり好きじゃないなぁ~
基本的にだるま好きじゃないんですよね。雪組さんは後ろにひらひらが付いていたからギリ許せるんですが、今回のような完全だるまはただのレオタードみたいに見えるし、なんかイヤ。
少しくらいでも良いから、スカートみたいなのが付いているほうが私はやっぱり好きだな。
ロマンチック・レビュー『モアー・ダンディズム!』
作・演出/岡田 敬二