宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

宙組公演 『シャーロック・ホームズ』観劇

世界的に有名な推理小説シャーロック・ホームズ」 が宝塚で舞台化されましたので、早速見に行ってきました。とはいえ、シャーロック・ホームズとはまったくの別物として考えたほうがいいかも。苦笑

f:id:annakobayashi060:20210621213849p:plain


さて、プチネタバレしてる個人的な感想です。

演出を担当されるのは、私の好きな生田大和先生です。

私、生田先生の演出好きなんですよね~。逆に脚本はいまいちというかまたしてもお話を詰め込みすぎて、取っ散らかったしまった印象。苦笑
というか、シャーロックの過去を振り返ったり、シャーロックの夢(妄想)に入ったり、そのあたりの場面が多すぎるのではないかと。苦笑
世界観は好きなんですけどね~
生田先生は、脚本が別にあってそれを演出するのが一番良いのかも~(もしくは原作がある作品とか)
個人的には切り裂きジャックのお話はいらなかったんじゃないかな~
切り裂きジャックの真相にまつわる推理とか、これまでいろいろな作品で描かれていただけに、しょぼく感じてしまったよ。汗汗汗
しかし、自他ともに認める女嫌いのはずなのに、なんで昔の恋人の回想場面を作っちゃったのかなぁ~。お役の少ない娘役さんに役柄を与える為?とか?
それこそ、最後アイリーンと結ばれる場面とかいつのまに二人が恋に落ちてたの???
ってなったよ。苦笑


さてさて、そんなやや辛口気味になってしまった作品の感想ですが、生徒さんは頑張ってましたよ。笑

シャーロック・ホームズ(真風 涼帆)
スーツが似合う真風さんは、永遠にスーツ姿を見ていたいと思うからでしょうか?スーツ物が多い気がする。笑
とはいえ、今回は ”シャーロック・ホームズ”ということもあり、コミカルな場面もあって客席の笑いを取ってました。

ジェームズ・モリアーティ(芹香 斗亜)
キキさん演じるモリアーティはどことなくナルシストっぽい。苦笑
まぁ、自分の才能に酔っているという点では、ナルシストになるのはしかたがないのかも。笑
原作だと、シャーロックよりもずいぶん年寄りのモリアーティですが、そこは宝塚、スタイル抜群の美しいモリアーティですよ。笑
個人的にはもっともっとダークで悪~い姿を見たかったです。私個人の趣味ですが。苦笑

アイリーン・アドラー(潤 花)
かのちゃん、大劇場お披露目おめでとうございます!
私は、プレお披露目を観に行けなかったので、本作がかのちゃんがトップ娘役に就任してから初めての公演。
真風とはかなり学年差も実年齢差もあるはずなのに、全然違和感がないのね。流石。笑
お歌が苦手なかのちゃんにオペラ歌手役とか、マジ?って思ったけど、オペラ歌手として歌う場面がなくて一安心 苦笑
まぁ、かのちゃんの真骨頂が発揮されるのはショーですからね

ジョン・H・ワトスン(桜木 みなと)
ずんちゃんと真風のコンビがとってもしっくり来たのですが、そうか、思えば前作『アナスタシア』でのコンビなんですね。婚約者メアリー役のみねりちゃんとの場面はひたすら微笑ましくて、個人的にはたまらん。笑
ずんちゃんって悪役とかを演じさせると、こじらせ男子風になっちゃうけど、こういう紳士というか優しいお役が凄くハマりますよね。

レストレード警部(和希 そら)
そらぴ。。あれだなぁ~。
ショーではその抜群のダンスでスーツ着てようがカッコいいんだけど、お芝居となるとやっぱりちょっと残念な感じでした。汗
宙組さんって長身の男役さんが多いし、余計に悪目立ちしちゃう。
ショーだとカッコいいんだけどなぁ~。やっぱりお芝居だと動いてない分、厳しいかな。

ハドスン夫人(遥羽 らら)
今回で退団しちゃうららちゃん。よりによって管理人さんとか。。。って思ったけど、まぁよく考えたらシャーロック・ホームズって娘役さんのお役あんまりないもんね。
でも、なんだかんだホームズの部屋にやってくる姿は可愛らしかった。
ってか、今まで気づかなかったんですけど、ららちゃんってスタイル抜群なんですね。 

メアリー・モースタン(天彩 峰里)
みねりちゃ~~~ん♡
相変わらずめっちゃ可愛い。
ワトスンの婚約者だからってこともあって、基本ずんちゃんがいる場面には一緒にいるし、みねりちゃんが出てくる場面はみねりちゃんを目で追っちゃうよね。苦笑
ずんちゃんとのデュエットとはいえ、お歌の場面もあるし ♪


さてさて、モリアーティの悪者一味さんたちですが、せっかく自己紹介ソング的なものまであるのに、最初に出てくる場面以外、全然出てこない。。。。
それこそ実は潜入捜査で一味に加担しているもえこ(瑠風 輝)と、モリアーティの兄モリアーティ大佐役の紫藤りゅう以外は全然出てこない~(出てきても、ほぼモブだし )
最近こってぃ(鷹翔 千空)が気になる私としては、ひじょーに残念でした。苦笑


う~ん、
お話として破綻てるわけじゃないし、
最後、滝つぼに落ちたホームズが助かった経緯と、そのあとの演出でモリアーティも生き残っているという可能性を残して幕を下ろすところとかも、好きなんだけど
もうちょっとお話がまとまってる方が良かった気がするなぁ~
まぁ、やたら過去だか、ホームズの夢だかの場面がちょいちょい入るのはより作品をわかりにくくというか、まとまってない印象を与えたのかも苦笑 まぁ、もしかしたら、このままだと出番が少なくなっちゃう組子に場面を与える為なのかもしれませんけどね。苦笑


まぁ、まだ観劇して1回目ですしね。また観劇を重ねたら違う可能が出てくるかも~。
ということで次回の観劇に期待。笑


Musical『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』
~サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る~
作・演出/生田 大和

        にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
     にほんブログ村