宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

月組公演 BADDY-悪党は月からやって来る-

さて、初日からある意味話題になているショー(笑)
注目の若手作家 上田久美子先生のショーデビュー作「BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-」の感想です。

   f:id:annakobayashi060:20180104210055p:plain

最初に言っちゃうと、私は上田先生の作品が好きでして、だからこそ今回の公演の観劇も決めたのです。でも、きっと上田先生じゃなかったらこのサブめなタイトルと解説だけ読んで、きっとパスしてたと思うのです。(苦笑)

観劇前にも友人ともヤバそうだよね~と話していたのです。

でもねっ 結論から言うと、めっちゃ面白かったんですよっ!(*≧∀≦*)

上田先生ってば、大劇場作品が、「星逢一夜」「金色の砂漠」「神々の土地」とどちらかといえば悲恋とか儚げで美しい舞台を描いてくれていたというのに、なにこのギャップっ!(*≧∀≦*)

そういえば、以前上田先生インタビューでコメディやりたい的なことおっしゃってたけど、それがこのショーなのかしら???

 

さて、ネタバレありの感想です。

 

初日映像が公式にもアップされてますが、私は予備知識なしで観に行ったので、もう、プロローグ始まる前の組長(憧花 ゆりの)の頭に地球儀が乗ってる段階でもう笑えましたよ。

 

バッディ(珠城りょう )
いやいや、もう登場シーンからヤバイでしょ。笑
宇宙服で登場したかと思ったら、宇宙服の中でもサングラス&タバコって。たまきち意外と短髪似合うんですよね~。カッコよかった(今までのたまきちのスチールの中でバッディが一番好きかも)意外と天然さんな所とかも愛らしくて(*´∀`*) 
写真でちら見した時はピンクのズボンとかたまきちにはヤバくね?って思ってたのですが、全然大丈夫でしたー。銀橋でくらげちゃんとさくらちゃんのいちゃいちゃしながらポッキーにレッスンつけるとことか笑えた。

グッディ(愛希れいか)
超キュートなグッディ捜査官を演じるのはちゃぴちゃんです。グッディに片思いするポッキーが自分の想いを歌う場面でのちゃぴがリアルでね。σ(^_^;) 苦笑
あぁやってホントに身体を鍛えてそう。
ロケットも凄かったっ。あれはちゃぴじゃないとできないわ。
どの場面のちゃぴもかわいくて好きですが、闘う場面としてのデュエダン(デュエットダンス)が素敵でした。そして、ちゃぴをブルンブルンリフトするたまきちも凄い!

スイートハート(美弥るりか )
美弥ちゃんってばおねぇなの??(ちょっと見てて星組の「THE ENTERTAINER!」での紅さんを思い出しちゃいました。苦笑)
カンパニーではあんまりと感じたスーツ姿もショーではさすがっ カッコよく色気感じさせる感じで演じてらっしゃいました( ´艸`)
特に男役群舞の場面はステキでしたね~(*´∀`*) 
女装してる場面は、美弥ちゃん結構過去にも何度も女役やってるから違和感なく綺麗でしたしね。(事故って気味のれいこちゃんの女装との対比がよろし)

ポッキー巡査(月城かなと)
ヤッバイ。ポッキーめっちゃ可愛い。れいこちゃん月組きてからどんどんどんくさいキャラクターになってますね~。実はこのショーで一番おいしい役でしたよね(*≧m≦*) 
グッディに振り向いてもらう為とはいえ、簡単に手を染めちゃうし。
かと思えば、最後の男役群舞。まさかのポッキーが犯人とはっ!(スイートハートとお幸せに~ 笑)


地球王子様ありちゃん(暁千星)は終始可愛くてねぇ~(*´∀`*)
ロブスターの格好をあんなにも可愛らしく着こなせるのは流石ですよっ
しかし、月組さんは前のトップ時代からこういう被り物得意ですね(さすがに大劇場ではあんまり見たことなかったけど)苦笑


「悪いことがしたい~ ♪」「良い子でいたい♪」「頭は混乱♪」「心はドキドキ♪」
中詰めも楽しかったですね~盛り上がる。o(*’▽’*)/☆゚   観劇後も曲が頭の中をぐるぐる~♪ですよ。
グッディの仲間バッドボーイを演じているとしさん(宇月颯)ゆりさん(紫門ゆりや)にも目を奪われちゃうしね~
そういえば、としさんっては何気に地球の王女様(早乙女わかばといい感じになってますよね(〃ω〃)
全員集合かと思っていたら、中詰めの裏でちゃっかりれいこちゃん偽造パスポート売ってるし。笑

 

ショーの冒頭から出てくるパトロールバード(?)の3人。ムームー(夏月都)スースー(白雪さち花)プリン(天紫珠李が何気にかわいくてお気に入り。
じゅりちゃんはこの公演から娘役に転向された生徒さんですよね。違和感なく可愛かったです。

しかし、観劇前はヤバそうなタイトルからもう不安でしようがなかったのですが、やっぱり上田先生上手って思いました。私はストーリー仕立てのショーを観たことがなかったので、余計にそう感じてしまうのかもしれませんが、オリジナルのストーリーでありながら、ちゃんと宝塚的必要場面ーー中詰め、ロケット、男役群舞、デュエダンーーを不自然なく入れてくるのは凄い。
コメディだけど、ちゃんと男役さんたちのカッコいい場面(レッスンと群舞)も用意してくれるしね~
フィナーレもショーの一部として使ってるのも流石ですね。

 

フィナーレといえば、れいこちゃんが3番手羽根を背負ったってことは聞いていたのですが、そんなことよりもっ!!!!!Σ( ̄□ ̄!)
ありちゃん、なんか羽根みたいの背負ってますけど~~~~~~!!!(゚ロ゚;)
終演後、友人に「えっ?4番手羽根?」って聞いちゃいました。(←そんなものはないといわれましたが)
カンパニーでもショーでも、ありちゃんエグイぐらい場面もらってましたけど、こんなに露骨に(前にもまして)上げてくるとはっ!
なんか、れいこちゃんの3番手羽根も、ありちゃんに羽根背負わせるための、ある意味風よけ的な感じに思えちゃいました。苦笑

 

 

 

 

ショー・テント・タカラヅカ
『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』
作・演出/上田 久美子

        にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
     にほんブログ村