宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

ジャージー・ボーイズ イン コンサート

シアタークリアで公演された奇跡のミュージカル『ジャージー・ボーイズ』が、今年夏にいよいよ帝国劇場で公演されるはずでした。
それは、今回の感染症の影響で全公演中止せざるを得なかったのですが、それがコンサートとして、公演が予定されていた帝劇で始まると聞いて、迷った末に前回も利用したe+のStreaming+をにてライブ配信視聴を先日しました。

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ジャージーボーイズの初演メンバー再演メンバーに加え、今回から初参加のキャストも。初参加の尾上右近さんと東 啓介さん、そして大山真志さん
唯一無二のシングルキャスト フランキー・バリ役の中川晃教さん以外はダブルキャストになるから、そのダブルキャストを同じ舞台で見れるこのコンサートはスペシャルバージョンとも言えました。

前回見れなかった藤岡さんのトミーは、何とも言えないやさぐれ感というかホント音楽がなかったら裏街道まっしぐらって感じで。途中から蝶ネクタイを外しちゃう姿とか、何ともいえない感じが個人的にハマった。
初参加の尾上さんは、歌舞伎役者さんなんだけど意外と歌えていて。(←失礼 苦笑)
それでも、藤岡さんと比べるとそこはかとなく品の良い育ちを感じてしまうのは梨園のなさる技でしょうか。苦笑


そういえば今回のコンサートは、『コンサート』とはなっているけれど、構成としてはミュージカル同様それぞれのメンバーが四季を通しながら物語が進んでいくミュージカルを世襲していて。
もちろんすべてのシュチュエーションやセリフがあるわけではないのですが、私自身はミュージカルを見たことがあるし、おそらく今回劇場にて観劇されている/ライブ配信を視聴されている方はみんな同じ感じなんではないでしょうか?
ただ、もちろんストーリーを多少わかりやすくするため、キャストの後ろ(ステージ後方)にスクリーンがあり、そこにポイントごとに映像が映し出され、ある意味それで以前よりもより各キャラクターの心情が分かるというか。



ジャージーボーイズでは観客と一緒に踊って楽しむ楽曲があるのですが、ライブ配信だと、ある意味周りに対しての羞恥心を感じずに楽しめるのが良い点だと思いました。
(ちなみに私はカーテンを閉め、電気を消してテレビ画面だけを付けて視聴しました)

でも、やっぱり私はあの劇場で感じる雰囲気や、キャストから感じる熱量(その熱気はある種声は出さなくても観客からも感じていたのかも)などすべて含めて、劇場で観るナマのコンサート(ミュージカル)が好きだと実感しました。


地方での公演地を持つ劇団四季や、関西を拠点に持つ宝塚歌劇団などは地方での公演がありますが、東宝ホリプロアミューズなどが主催するミュージカルに関しては当分東京公演しかないんですかねー。。。

本当に以前のように東京に遠征できるような平穏な状況になると良いのですけれど。
(今は自体が終息することを祈るしかないですねー。。。)

 

ジャージー・ボーイズ イン コンサート
フランキー・ヴァリ中川晃教
トミー・デヴィート:藤岡正明尾上右近
ボブ・ゴーディオ:矢崎 広、東 啓介
ニック・マッシ:spi、大山真志
ボブ・クルー:加藤潤一法月康平
ノーマン・ワックスマン:畠中 洋
綿引さやか、小此木まり、遠藤瑠美子
大音智海、白石拓也、山野靖博、若松渓太

脚本:マーシャル・ブリックマン&リック・エリス
音楽:ボブ・ゴーデイオ
詞:ボブ・クルー
翻訳:小田島恒志
訳詞:高橋亜子
演出:藤田俊太郎

帝国劇場
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