宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート 2021

 ジーザスクライシススーパースター in コンサートの大阪千秋楽(大千秋楽)に行ってきました~!!!!
1日経つけど興奮がまだ冷めやらないっ

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とはいえ、実は観劇することを決めたのは割と最近だったんですよねっ💦
そもそも大阪公演があるって知らなくて汗
てっきり、前回同様東京だけかと思ってたんですよねー
それが、まさかの地方公演(大阪公演)あるとかっ!
しかも、このキャスト陣でっ!これは見るしかないじゃないですかっ!

ジーザス・クライスト役:マイケル・K・リー
ユダ役:ラミン・カリムルー
マグダラのマリア役:セリンダ・シューンマッカー
ペテロ役:テリー・リアン
シモン役:柿澤勇人
ピラト役:ロベール・マリアン
カヤパ役:宮原浩暢LE VELVETS
アンナス役:アーロン・ウォルポール
ヘロデ王役:藤岡正明

ミュージカルコンサートと銘打ってはいるけど、これはもはやコンサートではないよね。コンサートの枠を超えてるよねっ!まさにそれ以上!!
とはいえ、キャストと一緒に手拍子したり、スタンディングのまま楽曲に乗ったりとか、この雰囲気はまさにコンサートだったけど。笑

いつものことですが、薄いわりに長い観劇の感想はここから苦笑

JCSはやっぱり、なんといっても楽曲が素晴らしいじゃないですか。
Overtureから既に気分は高まってきて、からのラミンのHeaven On Their Minds、そしてWhat's The Buzzに続くこの流れとか、たまらん。
ラミンのロックな歌唱とか最高じゃない?
私、ラミンといえば「オペラ座の怪人」の印象を強く持っていたもんだからこういう歌唱もできるって知らなくて、驚いちゃいました。ホント何でもできるのねぇ~さすが
手拍子にも力が(気合が?)自然と入っちゃうよね~

美しい歌声に美しいヴィジュアル。
マグダラのマリアにしては美しすぎます。笑
セリンダの歌うEverything's Alrightは包容力が溢れてましたよね~
マリアが出てくるたびに癒される

司祭たちがジーザスをどうするかを話し合うThis Jesus Must Die。この曲も凄い好きなんだけど、今回カヤパ役を演じられている宮原さん。
確か別の舞台で観たことがあるはずなんだけど、こんなにも超低音のヴォイスをされているとはっ!
いや、バリトン歌手ですし、当然といえばそうなのかもしれないけど。
個人的に、高音より、低音のほうが難しいと思うんですよね。それだけ歌詞が聞こえにくくなるし。響かせるのが難しいというか。
そして、この低音ヴォイスのなせる業というか、凄い冷酷で残酷なお姿よ。 For All Time/Blood Moneyとかもさ~。
また、宮原さんとは対照的ともいえるアーロンのアンナスも良いよね~

はぁ~
ホント、JCSは楽曲が好きすぎて全曲感想を言いたくなっちゃうよね汗

カッキーシモンのSimon Zealotesも、海外キャストに全然引けを取らない素晴らしさで。特にシモンの若さというか、若さゆえにまっすぐにJCに向けられる姿がその歌声からも感じられたよ~~。なんて自由なシモンなんだろう~
というか、こんなに楽しそうなカッキー初めて見るってくらい弾けてたよねっ!!(カーテンコールではさらに弾けてたよね!!!)
どうでも良いけど、カッキーめっちゃ華があるな。そのスタイルも相まってか、めっちゃ目を引いたよ。(今更ながらファンになりそう。笑)

 
そしてロベールの歌うピラトのPilate's Dreamのオーラというか貫禄の凄いことよ。
そして、ジーザスに対する自愛が感じられるのはこの後の展開を予感しているからのような。。。
ピラトの複雑な心中がその歌声からも感じさせてくれるのよ。凄くない?
この後のTrial Before Pilateとかも、39まで数を数えているだけなのに、凄い。1数字ごとに乗せている感情が違うというか。なんていったらいいか。(語彙力。。。)
しかし、この手のひら返しの群集とか、群集心理は今のこのコロナ禍でも日々身近に感じられることだから余計になんか、考えちゃうところあるよね~

基本、JCSではユダのナンバーが好きなんだけど、この後のThe Templeも凄い好きなだよね~。狂気とも思える群衆と、追い詰められたジーザスが民衆を追い払う潮目が変わるという感じの楽曲で。
あぁ~あ、JC言っちゃった。って思いと、いや、まぁそうだよね。って思いと。
ジーザス自身は神じゃなくて、ただの男だもん。
He's just a man
これに尽きるよね~
このフレーズ結構出てきますよね。I Don't Know How To Love HimとかJudas' Deathとか
マイケルのジーザスはまさにそうなのよ。激しすぎるともいえるユダとはある種対照的に穏やかな普通の男って感じで。

そんなただの男という印象だったマイケルのジーザスが爆発するのがGethsemane。それも、神に答えを求めていく過程で混乱しながら爆発する姿が素晴らしい
ショーストップになっちゃったよね(演目の途中でスタオベされるのって日本ではあんまり見かけない気がする)

The ArrestからPeter's Denialまでの流れはコンサートって感じしなかったよね。
ホント舞台を見せられてるように感じました。
こんな短い時間にそれを見せてくれるとは凄いですよね~。


こんな凄いキャストの中でヘロデ王がまさかの藤岡くん。
ヘロデの出番は2幕の基本1場面だけなんだけど、1幕からちょこちょこセット上部の椅子に座って、それこそJCの事とかユダの事とか、民衆の事を上から眺めてる(眺めてるか?笑)のよ。
まぁ、それはいいとして、自由すぎる藤岡ヘロデな。笑
でも、妙にハマってるんだよね~King Herod's Songってか、藤岡ソングって感じ笑
キャスティングの妙とは言ったものだよね。最初知ったときはマジ?って思ったんだけどねー。見てみたら凄いハマってて、ヘロデに藤岡君をキャスティングした人凄いわ。


みんな待ってたSuperstarで盛り上がった(スタオベでノリノリですよ。笑)と思ったら、一瞬でJCSの世界観に(いやずっとそうなんだけど)ジーザスのツラすぎる最期に引き戻されるThe Crucifixion。。。。
ツラ。。。(何この落差)

しかし、このツライ場面で終わらないのがある意味コンサートのいいところでは?


しかも、今回はカーテンコールに継ぐカーテンコールで、客席の熱狂が凄かったよね。
まさかの大阪弁を披露するラミンに、突然話(通訳?)を振られる宮原さん。笑
東京公演を含めても短い期間だったけど、凄い仲の良いカンパニーになっていたんだろうなぁ~数日間の公演中止を乗り越えた後の公演だったし余計にかもしれないけど。
しかも最後にはSuperstarの2回目があったからねっ!いやいや、Superstar振ってくれたマイケルには感謝だわぁ~
ホント用意してなかったって(そりゃそうなんだけど)ことで裏にマイク取りに行くキャストのみなさん。
オケも含めてありがとうございますですよーマジで。

今回はアンサンブルもアンサンブル以上に活躍してるって言うか、みなさん素晴らしかった。アンサンブルも含めてクオリティ高いなぁ
キャスト全員でのSuperstarが聞けて、観客もオールスタンディングでホント会場が一体になったよね。この瞬間は今の困難な状況とかちょっと忘れたよ。

でも、ホントコロナがなければもっと多くの人に見てもらえたんだろうなぁ~って思うと残念。
まぁ、私の場合はそのおかげで一般発売後でもチケット取れたんだけどさ。


 

ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート
作詞:ティム・ライス
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
演出・振付:マーク・スチュアート
音楽監督:八幡茂
美術:岩本三玲

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