石丸ハイド再びっ!ということで、ジキハイを観てきました。
観劇自体はもう先月とかの事になるし、感想書くのやめようかなぁとも思ったのですが、久しぶりにYouTube で稽古場風景とか制作発表とか見てたら再熱してきたので、忘れないうちに。(いや、もう、忘れてるかもですが)
ちなみに私は全国ツアー後半に観てきました。
2018年間キャストは主役の石丸さんを除いて過去2回とはガラリと変えての公演となりました。観劇どうしようなかぁ〜と迷いに迷った中での観劇だったのですが、何だかんだやっぱり行って良かったです。まぁ、迷ってた理由の大きな要因の一つは時期的な金銭的なことだったのでね。いつ次再演されるかわからないし、お金は後から付いてくるっ!と自分に言い聞かせて。
ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:石丸幹二
ルーシー:笹本玲奈
エマ:宮澤エマ
アターソン:田代万里生
ストライド:畠中洋
執事プール:花王おさむ
ダンヴァース・カルー卿:福井貴一
やっぱりなんと言っても石丸さんですよねー。もう、石丸幹二オンステージ状態。
いや、もちろんストーリー状そうなるのは仕方がないのですが、ホント石丸さんは凄かった。特にジキルが最初にハイドに変わる場面とか、気持ち悪いんだけど(←褒めてます)ホント凄いんですよねー。なんていうか、ゾワゾワってくる感じ。原作だとジキルとハイドは姿形も全くの別人になるのですが、まぁ、そこは生身の人間が演じているので外見的な変化は限界があると思うのですが、ハイドになった瞬間のあの声色ね。ホント全然違うー!
あと、やっぱり最後の場面ですよね。最後のジキルとハイドが行き来する場面。石丸さんを観に行くだけでも価値はあったかなぁー。と。
ジキルの学友で親友でもあるアターソン演じるは田代万里生さん。石丸さんとは実年齢では結構離れてるので観劇前は(ちゃんと友だちにみえるかなぁー)心配だったのですが杞憂でした。まぁ、確かにジキルより(外見は)年下に見えるのですが、ちゃんと友人に見えました。ジキルがハイドに長い時間身体を乗っ取られる時間が長くなる2幕からの万里生さんの演技が良かったぁー。1幕はどちらかと言えばコミカルな感じなのですが、2幕はぐっとシリアスで。
私、個人的に万里生さん好きなのですが、歌声ももちろんだけど、万里生さんの演技も好きなんだなぁと実感。
役作りであごひげを生やされたそうなのですが、万里生さんってどちらかといえば可愛らしい顔立ちしてるのに結構ヒゲ生えるのね。意外。
前回エマを演じてらした笹本さんは今回はルーシーへ挑戦でしたよね。エマと比べると曲数が(たしか)若干多いですし、役柄的にも難しいですよね。
笹本さんは可愛らしいお顔をされているので最初見たときは娼婦に見えなくて若干違和感を感じたのですが、お歌も上手で特にアターソンからジキルの手紙を受け取った後の「新たな生活」は素晴らしかったです。
それだけに、その後ハイドに殺されてしまうシーンは悲しくて。。。。
それまでハイドが殺してきたのは、ジキルと対立していた委員会のメンバーだったりするので、殺されて当然ってわけではないですが、まぁ、ハイドが殺してしまう理由みたいなもの分かるわけですが、ルーシーはそういう部分がないですからね。まぁ、単純なハイドの独占欲的なゆがんだ願望的な感情からの殺人なのかもしれませんが。
いや、しかし、ルーシーと出会う酒場での場面は、普段夢夢しい宝塚を観劇することの多い私からすると凄い裏の大人の世界で刺激が強かったです(苦笑)
私「嘘の仮面」って楽曲が好きなんですよね~
アンサンブルの皆さんも凄く上手だし迫力あって、アンサンブルの場面だけでも何度も観たくなちゃう。(苦笑)
今回後方席での観劇だったから、余計にそう感じたのかもしれませんが、ジキハイの舞台セットとかも凄い好み。ジキルの研究室のセットとかカッコ良かったなぁ~
再演されたら今度はもっと近くの席で観たいな
(書くだけ書いてアップするのをすっかり忘れてたんですけど、しれっとアップ)
音楽:フランク・ワイルドホーン
脚本・詞:レスリー・ブリカッス
演出:山田和也
上演台本・詞:髙平哲郎
ミュージカル『ジキル&ハイド』