宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』

先日、話題のミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」を観に行ってきました。
いや、実際に話題だったかは知りませんけど。苦笑
公演発表から私の中ではかなり話題だったんですよね~
めちゃくちゃ楽しみにしてたので。笑

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数年前のマタハリに続いて加藤和樹さんが2役されるとなっていて、それも堪らないって感じでしたよね。
マタハリでは1役しか見なくて後で後悔したので、今回は両方観るぞ!っと意気込んでいたわりに、結局今回も1回しか見に行けず。。。
いや、だって劇場の大きさとチケット代を考えちゃって、リピートするの止めちゃったんですよね。

とはいえ、1回だけだけと観れて良かったです。

ちなみにいつものごとく一部ダブルキャストだったのですが、私が観劇したキャストはこちら

ダニエル 木村達成(Wキャスト)
アンダーソン 松下優也(Wキャスト)
ジャック 加藤和樹(Wキャスト)
グロリア May’n
ポリー エリアンナ

割と消去法で選んだ感じですかね。苦笑
達成くんわりと好きだし

とはいえ、そんな達成くんですがお歌のほうはイマイチ苦笑
もちょっと頑張れって感じでしょうか。笑

さて、本編の感想です。(観劇後日にちも経つので浅めです苦笑)

1幕の途中までは、私の中での期待値が高すぎたのか、正直、あれ?ちょっと違うかも(ハマらない感じかも)って思ったのですが、物語が徐々に進むにつれて
それこそ、1幕前半のダニエルが現れるシーンに戻ってくる前あたりからどんどん面白くなってきて
2幕は、おぉ~~!!って感じ。
物凄いどんでん返しってわけではないのですが、でも、やっぱり2幕になるほどー!!!ってなりますよね。
特に、本作の公演が決まったときのポスター画像とか、キャストの皆さんのお顔の一部を使ってジャックの姿を作ったあたりと繋がったときとかに、まさに「なるほど!」っと手を打ちたくなりましたよね(いや、劇場内だし、打たないけども笑)

そう意味では、ダニエルよりも、ゲスい新聞記者モンロー(田代万里生)が凄い説得力。
ってか、こんな万里生さん見たことないよつ!
観劇するまでは、万里生がゲスいお役???(似合うのかー?)って懐疑的な印象だったのですが、まったくの杞憂で。笑
これ、万里生さんの役幅的に凄いターニングポイントになるのでは?
モンローってホントゲスいんだけど、そんなにイラつかないんだよね。なんだろう、これって万里生さんのなせる業かしら。

ある種、加藤さんを目当てに観に行った作品だったので、比較的出番がないジャックはちょっと(そうい意味では)期待外れだったのですが、
とはいえ、2幕の「狩りに出かけよう」とか「俺がジャックだ」とか印象的な場面とかナンバーとかありましたし、これはこれで満足。
しかし、かずっきー、もしかしてもう次の作品(北斗の拳)に向けて身体作り始めてるよね?なんか、前よりも身体が大きく感じましたよ。苦笑

しかし、主人公(カーテンコールを見て知ったんだけど)主人公のダニエルよりもヘロイン中毒というどうしようもない刑事役という設定のアンダーソンのほうが印象に残ったなぁ。単独でも、カップルとしても。
愛するグロリアの為に、罪を犯すダニエルと、その二人の場面やナンバーよりも、二人でいる場面は1幕最初と2幕後半の2ヶ所しかないアンダーソンとポリーのほうが凄く印象に残るし切ない。
いや、ふたりは昔の恋人らしいのですが。
もう、なんで別れちゃったの~~~!!いまでも思いあっているように見えるよ~~って思うよね。めっちゃ切ない。

エリアンナさんがお歌上手なのは知ってたけど、松下優也さん。今回初めて見たので全然知らなかったのですが(名前は聞いたことあったけど)結構お歌お上手で。
個人的には好きな声質だったので、今後は注目したいな。と思いました。

ホント、
JTRは1幕まではそうでもないんだけど、2幕と通して最後まで見ると、もう1度見たくなるような作品でした。
これ、ハマる人は結構ハマるんじゃないですかね~(私はハマった)

なんとなく、再演ありそうですよね。数年後とかに。
期待しておこっと。


 

 

ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー
作曲:Vaso Patejdl 作詞:Eduard Krecmar
脚本:Ivan Hejna  演出:白井晃

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