先日、久しぶりに宝塚以外の外部のミュージカルを観て来ました。
とはいっても、宝塚所属の小池修一郎先生のミュージカル「グレート・ギャツビー」ですけどね (*´ー`*)
原作が有名な小説で、数年前にレオナルド・ディカプリオ主演で映画化された作品で宝塚でも過去に舞台化された作品です。(とはいっても主は小説は読んだことがないのですけどね)
ミュージカル グレート・ギャツビー
(本作のあらすじは以下になります)
ニューヨークのウエスト・エッグに越してきた金融会社勤務のニック・キャラウェイ(田代万里生)。彼の家の隣では謎の大富豪ジェイ・ギャツビー(井上芳雄)毎晩のように豪華絢爛なパーティーを開いていた。
そのパーティーでは招待状がなくても出席できたが、ある日ニックには招待状がパーティー届く。
パーティーにはたくさんの人来ていたが、ギャツビーについて真実の彼を知る者は誰もいなかった。
ある晩、ニックはギャツビーがひとり入り江に佇んでいるのを見かける。ギャツビーが見つめていたのは向こう岸(イースト・エッグ)に見える緑色の光だった。
ギャツビーに興味を持ったニックが声をかけ、ふたりはお互いのことを話す。ニックは、イースト・エッグに大学時代の同級生トム・ブキャナン(広瀬友祐)と又従兄弟デイジー・ブキャナン(夢咲ねね)夫妻が住んでいることをギャツビーに話す。
高級住宅街であるイースト・エッグでは、デイジーが友人のジョーダン・ベイカー(AKANE LIV)が談笑していた。そこへニックが訪ねてくる。程なくして主であるトムも帰宅する。トムは差別主義者で傲慢な嫌なヤツという印象だ。
4人で談笑しているところに、トム宛に電話が掛かってくる。トムの愛人マートル(蒼乃夕妃)からだった。
デイジーはトムの浮気に気づいている様子で、彼女の結婚生活は必ずしも幸せなものではないようだった。
そんなトムとデイジーの間には、小さな女の子が一人いた。
デイジーはその子を“綺麗なおばかさん“に育てたいとニックに話す。
灰の谷には、トムの愛人マートルの夫 ウィルソン(畠中洋)が経営する自動車修理工場があった。
トムに連れられて、ニックは灰の谷に住んでいるマートルに会いに行き、その後エール・クラブでマートルとマートルの妹キャサリンたちと飲み明かす。
翌日、ジョーダンからニックに電話が掛かってくる。
ジョーンダンの話では、デイジーとギャツビーは5年前に会っており、ふりたりは恋人同士だったというのだ。
だが、当時は戦争中で、ギャツビーは戦地へ行かなくてはならなくなり、また上流階級の娘であるデイジーに貧しい家の出のギャツビーはふさわしくないという理由でふたりは引き裂かれてしまう。
デイジーの母は言う「金持ちの娘は貧乏人結婚しても幸せにはなれない」と。
デイジーにふさわしい男(金持ち)になる為にギャツビーは裏の世界で伸し上がり、デイジーの住むお屋敷が見える対岸に家を建てたのだった。
ギャツビーは5年経った今でもデイジーを変わらず愛しており、そして、今は人妻となってしまったデイジーをいつか取り戻せると信じていた。
ニックがギャツビーともぐり酒場で飲んでいると、そこにマートルを連れたトムが現れる。
ギャツビーとデイジーとの関係を知ってしまったニックは気まずいながらトムをギャツビーに紹介するが、ギャツビーはニックとトムが話している一瞬に姿を消してしまう。
ニックはギャツビーに頼まれてデイジーをランチに誘う。そこへ偶然を装ってギャツビーが現れる。
ふたりは再会し、ギャツビーはデイジーとニックを自宅へ招き入れる。
ギャツビーとデイジーは互いに再会を喜び合う。
デイジーと再会したギャツビーはとても浮かれているようだった。
だが、デイジー言う「5年も前のことだわ」と・・・。
デイジー、ジョーダン、ニック、トムの4人はギャツビー邸のパーティーに来ていたが、凄い人混みでトムはデイジーの姿を見失っていた。
ギャツビーとデイジーはトムの目を盗んでダンスを楽しんでいたのだった。
ところが、それをトムに見つかってしまい、激昂したトムはギャツビーにデイジーを賭けた勝負を持ちかける。
ジョーダンの提案で2人は後日ゴルフで勝負をつけることになった。
灰の谷ではウィルソンとマートルが喧嘩をしていた。ウィルソンはマートルの浮気を疑い家に閉じ込めた。
そこへゴルフ会場へ向かう途中のトムの車とギャツビーの車が立ち寄った。
ゴルフ場まで、トムはデイジーがギャツビーの黄色い車に乗りたいといっているから、自分の青い車とギャツビーの車を、交換しないかと持ちかける。
ギャツビーはそれに応じるが、出発の寸前でデイジーはギャツビーが運転する青い車に乗り込む。それを見たトムは慌ててギャツビーの黄色い車に乗り込みギャツビーたちを追う。
ゴルフでの勝負がついたらギャツビーはデイジーとデイジーの娘を連れてNYを出て行こうと考えていた。
だが、ゴルフでの勝負に勝ったのだが、トムにギャツビーの裏家業のことや経歴について暴露され、動揺しトムに追い詰められたデイジーはその場から逃げてしまう。ギャツビーもデイジーを追って出て行く。
その晩、トムとニック、ジョーダンが灰の谷を通りかかると、マートルが車でひき殺された事を知る。
マートルは黄色い車を見かけると、車に突進するかのように飛び出して行きそのまま轢かれてしまったのだという。
マートルが死んだことで動揺しているウィルソンは今朝黄色い車に乗っていったトムが妻を殺したのではないかと責めるが、トムは自分が乗ってきたのは青い車だと証明する。
動揺しながら泣くデイジーをギャツビーは、車を運転していたのは自分だと。そして自分は裏世界で生きてきたから今回の件も大丈夫だといって彼女を慰める。そしてデイジーが車を運転していた事は絶対に誰にも知らせてはいけないと説得する。
ギャツビーは彼女の罪を自分が背負うことにするというのだ。
自宅に戻ってきたギャツビーをニックは、なぜマートルを轢き逃げしたのだと問い詰める。
ギャツビーはマートルが突然飛び出してきたので、避けることが出来なかったと説明するのだが、その中でニックは運転していたのはギャツビーではなくデイジーだと気づく。
だが、ギャツビーはその事を誰にも話さない欲しいとニックに頼む。デイジーを守る為にギャツビーはデイジーの代わりに罪を被るつもりだったのだ。
マートルを轢き殺したのはギャツビーだと思い込んだウィルソンが銃を持ってギャツビー邸に忍び込み、プールサイドにいたギャツビーを射殺、その後自身も自殺する。
後日開かれたギャツビーの葬儀にはニック以外誰も参加しない。ニックはギャツビーの仕事仲間やデイジーの家にも電話するが誰も参列しないというのだった。
ギャツビーの葬儀に参列せずひとりボストンに旅立つジョーダンは「女は過去を振り返らないのよ」と言ってニックのもをと去っていく。
たくさんの人がギャツビーのパーティーに参加していたというのに、葬儀に参列したのはニックだけだった。
そこへ車に乗ってデイジーがやってくる、ギャツビーの墓に1厘のバラを手向けるとトムと一緒に無言で去ってっていった。
新聞でギャツビーの訃報を知ったギャツビーの父親が現れ、ニックに子供の頃のギャツビーの事を話してきかせるのだった。。。
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感想は次のページで。
ミュージカル グレート・ギャツビー
原作:F・スコット・フィッツジェラルド
音楽:リチャード・オベラッカー
脚本/演出:小池修一郎