宝塚観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

雪組 ひかるふる路 my千秋楽①

宝塚大劇場公演初日から幾度か観てきて、ついにやってきましたmy千秋楽です。実際の千秋楽よりも数日前に観てきました。

観るたびに進化を遂げる雪組生に感動させられております。チケット頑張って取った甲斐があったな。と過去の自分を褒めてあげたいです。笑

結構ゆるく興味のある作品(宝塚)を組関係なく観てきたのですが、今回の雪組公演が今までで1番回数観たかも。苦笑

オリジナル作品だと、どうしても作品が自分にとって当たり/外れってあると思うんですよね。逆に、海外ミュージカルや再演物ってある意味安心して観れるわけで。

でも、宝塚の良いところって、オリジナル作品を公演してることって点もあると思うんですよ。毎年たくさんの新作ミュージカルを発表している宝塚は単純に凄いと思います。もちろん座付き演出家を多数抱えているからこそできることなのかもしれませんが。

私は基本、演目で観劇予定を決めるのですが(いや、違う場合ももちろんある。苦笑)今回は1幕の演出家が生田先生ってことで結構期待していたのです。オリジナル脚本は正直、大劇場デビュー作がアレだったので若干不安はあったのですが、私、生田先生の演出好きなんですよねー!その上、楽曲提供がフランク・ワイルドホーン氏ときたもんだから新作にも関わらず通常の観劇回数よりも多めにチケット確保したのですよっ(そして、そしてその読みは当たったっ!)

 

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さて、初日観劇後も個人的感想を書きましたが、改めて(ネタばれガンガンしております)個人的観劇ポイントと感想を書きたいと思います。(そして長い。長くなりすぎたので2ページに分けました。汗)

 

だいもん(望海風斗/マクシミリアン・ロベスピエール)には本当に驚かされましたね。どうしても過去のお役などの印象から黒い役のイメージが強かったのですが、全然、私だいもんの事わかってなかったなぁ〜と思いました。めっちゃ白い役似合うんだもの。

だいもんのロベスピエールを観ていると、今まで描かれていたような独裁者でテロリストの語源ともなった恐怖政治を自ら進んで断行したって言うよりも、周りにおける環境がそうさせてしまったのではないかと思えました。

どの世界でも自分の周りに「イエス」としか言わない人たちを置いてしまうと、自分が間違った(間違っているかもしれない)判断をくだした際に、それを否定してくれる人がいない不幸な状況になってしまうんだなぁと。ホント、いつの時代も同じですね。(裸の王様になってしまう)

いつのまにか捻じ曲がってしまった使命/心念の為に、愛することの言葉すら耳に入れることが出来ないなんて切ない。

それでも、最後のきぃちゃん(真彩希帆)とのシーンでは、確かに、マキシムは処刑台に向かったのかもしれないけど、光が見えた気がしました。

ちなみに、個人的な見所ポイントは、恐怖政治を宣言する場面のだいもん。この場面、最初は螺旋階段の前であーさ(朝美絢)を中心に踊ってるのが好きで、だいもんの表情とかをちゃんと追えてなかったのですが、だいもんめちゃめちゃいい演技してるんですよ。

 

初日から結構良い演技してるなぁと思っていたきぃちゃん(真彩希帆/マリー=アンヌ)でしたが、意外と毎回微妙に違う演技してるんですよね。感情の変化というか。どの日に観た演技もよかったです。きぃちゃんって、お歌が上手な娘役さんって認識だったのですが、実は演技も結構いける派なのでは?と今回の公演観て思いました。あと、お歌のほうも、デュエットというか、だいもんとハモる場面とか以前より綺麗に(声量とか乗せ方とか)ハモれてる気がしました。恐怖政治に走ってしまったマキシムを止めないといけないと葛藤する場面では毎回泣かされている気がします。

個人的見所ポイントは幸せな時代から残酷な朝が来るまでを歌っている冒頭シーン。あんな短い場面なのに幸せとの落差をマリー=アンヌの視点から上手く見せてくれてる。

 

咲ダントン(彩風咲奈/ジョルジュ・ダントン)は、演技に深み(凄み)が出てきてますね。特にだいもんマキシムとの場面。最初に意見が合わなくなってしまったシーン(対イングランドとの戦争について)もそうですし、なんといっても恐怖政治に走ってしまったマキシムを説得しようとしているダントン邸での場面。だいもんも咲奈もお互い本気のケンカ/言い争いをしてるんじゃないかって思えるぐらい毎回白熱してますよね。

同じ理想を求めていたはずなのに、いつのまにかお互い先に見ていたものが違ってきてしまっていて、それでも、ダントンは誰よりもマキシム(友人)を想っていて、マキシムが去った後も、処刑台に上った時も、笑顔で泣いてますよね。いつのまにかすれ違ってしまった2人の友情がツライ。

咲奈さんはこれまでわりと受身タイプの役を演じることが多かったともいますけど、そうそうっ!こういうのが観たかったんだよ~と思わせてくれました。(さすが生田先生、分かってらっしゃる)だいさき好きだわ。

お歌は、だいきほと比べるとまだまだですが、それでも回数重ねるごとに凄い良くなってる。

個人的見所は、カミーユからの手紙に答えてくれる場面。胸熱すぎる。あと、イングランドとの戦いの場面ですね。ここはひたすらカッコイイので。フランス国内の内乱を知った際の振り返っての、演技(表情)も好きですわ。

 

コマさん(沙央くらま/カミーユ)って、私の中では結構安定した演技をしてるって印象だったのですが、千秋楽に向けてだんだん気持ちが高まってきたのか、ここに来てコマさんの演技にも変化がみえてる気がします。まぁ、本公演はコマさん自身の退団公演でもありますしね。コマさんって、研17とかなのに、本当に今回のカミーユは可愛らしくて。作品によって多彩な姿をみせてくれるコマさんをもう見られなくなると本当に残念。

マキシムの説得に失敗したダントンに対しても、責めるわけでもなく一緒に処刑される姿に涙。

個人的には、最初のジャコバンクラブの場面で、既婚者であるダントンとカミーユは革命家失格なのか、って場面で、何気に奥さんのリュシル(彩みちる)キスしてるところでしょうか。みちるちゃんと、凄いお似合いの夫婦なんですよね~。友人思いで愛妻家なコマさん。

 

 

つづきます。

 

ミュージカル
ひかりふる路 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』
作・演出/生田 大和
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