宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

星組梅芸 『ロックオペラ モーツァルト』

 新生星組トップコンビのプレお披露目公演「ロックオペラ モーツァルト」を観に行ってきました。まこっちゃん(礼 真琴)、瞳ちゃん(舞空 瞳)おめでとうございます~  

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 新生星組公演が観たいっていうよりも、「ロックオペラ モーツァルト」が観たくてチケット取ったってのが正直なところなんですけど。苦笑
その割に、梅芸千秋楽を狙ったんだけど。(てへ)

東宝で公演されてる「モーツァルト!」の方が(M!の演出が宝塚所属の演出家 小池修一郎先生だからでしょうか)宝塚ファン間では有名なんでしょうか?宝塚ファンの友人は、今作をM!と勘違いしてたみたいです。苦笑
まぁ、たしかに「ロックオペラ モーツァルト」は、数年前に中川晃教さんと山本耕史さんがW主演で公演されてたけど、公演されたのはその1度だけですしね。
東宝のM!はなんども再演繰り返してるから勘違いが起きてもおかしくはないのかな。
私は(映像でですが)ロックオペラの方も観たことがあって、こっちのポップロックな楽曲も好きだったので楽しみにしてたんです。(M!の楽曲も勿論好きです)

モーツァルト役のまこっちゃんの歌唱力は折り紙付きですしね。
そして、やっぱりロックオペラ版好きだなぁ~


礼 真琴(ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト/若き天才音楽家)
21歳のヴォルフガングから描かれてる(演出)みたいなのですが、たしかオリジナル版は17歳のはず。まこちゃんの外見だと17歳の方がしっくり来たような気もするけど。苦笑
でも、今回のヴィジュアル結構好き。まこっちゃんにしてはカッコ良いですよね~
私は1幕前半の(ポスター写真と同じ)赤いジャケットのまこっちゃんが好きです。
まぁ、少年ぽさは否めないんですけどね(苦笑)劇中で子供のまま大人になったって言われてるけど、まんま子供(少年)っぽいんだもん。
しかし、さすがまこっちゃん、ロック調の楽曲もカッコ良く歌われていて。福耳ですね

舞空 瞳(コンスタンツェ/モーツァルトの妻)
瞳ちゃんめっちゃ可愛い!!!以前花組公演で見た時はお化粧がイマイチかな?って思ったんですけど、本作では超キュート♡
ただ、個人的に、本作ではコンスタンツェは割と地味なイメージだった(特に1幕)ので、その可愛らしさに逆に違和感を感じてしまった。苦笑
しかし、瞳ちゃんのダンスはホント素晴らしいですね。1幕ラストの方の裸足で踊る姿とか。
ただ、あそこで瞳ちゃんにダンスさせたくなるのは、まぁ理解できないことはないですが、ホントはあの場面はアロイジアに失恋し、さらに自身の作品(楽曲)も認められず絶望したヴォルフガングの心を描いていたと思うので、そう思うとここで瞳ちゃん(コンスタンツェ)にダンスさせてしまうと、全然違う意味(場面)になってしまうと思うのですが。。。
あと、お歌は意外と期待したほどでもなかったけど、まだ研4ですもんね。
それを考えれば上出来ですよね。これからが楽しみだ。

凪七 瑠海(アントニオ・サリエリ/モーツァルトの才能に嫉妬するイタリア人音楽家)
確かオリジナルだと1幕は出てこないはずだけど、カチャは1幕冒頭から出てきますね。(1場面だけだけど)
私、サリエリのナンバー好きなんですよ。ヴォルフガングのソロナンバーよりも「Le bien qui fait mal/切り刻まれたプライド」とか。
カチャ、お歌は上手なんだけど、個人的にカチャの声質にロックは合わない気がしてちょっと残念だった。(だって、サリエリはKing of EMOだよ笑)

小桜 ほのか(アロイジア/ヴェーバー家の次女、モーツァルト初恋の女性)
個人的にこの作品、コンスタンツェとアロイジアのダブルヒロインだと思うのですよ。
とうか、1幕でのヒロインは完全にアロイジアだと思うし、アロイジアの登場シーンのインパクトとか凄い大切だと思うのですが、今作の演出ではさほどインパクトを感じられず残念でした。(ほのかちゃんは十分素敵でしたよ)
まぁ、トップ娘役を差し置いて、他の娘役さんの方が華やかだったり目立ったりするのは宝塚的にはNGなのかもしれませんけどね。(難しいね)

悠真 倫(レオポルド/モーツァルトの父、宮廷音楽家)
M!と比べるとそこまで出番のないレオポルドですが、それでもナンバーありますからね。レオポルドのナンバーも結構好きだったりする。

極美 慎(ジュースマイヤ/元はサリエリの弟子で、モーツァルトの弟子)
「レクイエム」を完成させたことで有名なモーツァルトの弟子ですが、オリジナル版に出てきたっけ?全然記憶がないんだけど。苦笑
まぁ、ジュースマイヤたちがヴォルフガングを語る場面は、間違いなくなかった気がするからある意味オリジナルキャラクターなのかな。(期待の星組男役さんだし)
しかし、極くん観るのは、それこそ去年の「うたかたの恋」以来なんですけど、ますますカッコ良くなって。というか相変わらずお綺麗なお顔してて、小顔だし、長身ですらっとしてて(うらやましい)
途中の客席降りでめっちゃハイタッチされていて、通路側のお客様がうらやましかったです。苦笑

桜庭 舞(ナンネール/モーツァルトの姉)
ヴェーバー家の姉妹とは違う立場なんだけど、ナンネールも凄い大切なお役で。
(そう思うと本作は娘役さんがたくさん活躍できるね)
桜庭 舞ちゃんはあんまり雪組時代に観ることが出来なくて、その後組替えしちゃったから余計に観る機会がなかったんだけど、可愛いし。お歌も上手。
今の星組さんは歌える娘役さんがたくさんいるんですね~

紫藤 りゅう(ローゼンベルグ/ウィーン国立劇場支配人)
良い味出してましたね。しどりゅー。オリジナル版とは似てないようで似てる。笑
結構しどりゅー好きなのですが、途中までしどりゅーだって気づきませんでした。苦笑
これが、最後の星組公演になっちゃうんですよね。

ホントしどりゅーの組替えは謎ですね。
まぁ、昨日発表された星蘭ひとみちゃんの映像中心の専科移動の方が謎ですけど。



まこっちゃんお歌上手だし、ダンスもできるし安心して見てられるのですが、でもやっぱりちょっと幼いというかお顔立ちが少年ぽいから、どうせならこの作品はもうちょっと任期後半に観たかったかも。
瞳ちゃんも可愛いけど、可愛すぎてアイドルみたいだし、登場シーンで来ていたようなポップなドレスは、若くてトップ娘役に就任したばかりで初々しいから着れるのでしょうけど、ポップロックとはいえ印象が軽くなっちゃうし。苦笑

あと、たまに変な日本語出てきたり(無理に現代用語使わなくてもよくない?)
人の名前に『さん』付けるのとかも、この作品だとちょっと違和感だったな。

宝塚だから、フィナーレがつく方が多いのでしょうが、個人的にはちょっと長すぎるというか、せめて本編の流れを汲んだようなフィナーレの演出にならなかったものかと思いました。
だって、全然本編とフィナーレ繋がってないんだもん
まぁ、1回しか観てないから、私には理解できなかったのかもしれないけど。
(でも、阿弖流為とかのフィナーレは繋がってたよね)

まぁ、まこっちゃんに男役群舞でガシガシに躍らせたいのはわかりますけどね~苦笑
実際凄かったし、キレッキレでしたけどね。

 

 


あと、瞳ちゃんが娘役さんにしてはけっこう長身で、且つ超小顔の上に手足が長いから、相手役が男役さんとしては小柄なまこっちゃんとだと、のびのび踊れないのではないかと心配してたのですが、まったくの杞憂でした。
いや、もちろん膝折とかは大変だろうけど、まぁ、花娘として育ってきた瞳ちゃんだしそこはきっとゆきちゃん(仙名彩世)に教わってるんでしょうしね。



次の大劇場お披露目公演はどうしようかなぁ~。
個人的にあんまり面白そうに思えないんだよね。というか、解説すら読めてない。笑



フレンチ・ミュージカル
ロックオペラ モーツァルト
The Musical ≪Mozart, l'opéra rock≫
Produced by WAM PRODUCTIONS
International Licensing & Booking, G.L.O, Guillaume Lagorce, info@glorganisation.com
潤色・演出/石田 昌也

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