宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

ブロードウェイミュージカル「ニュージーズ」

観てきました~~「ニュージーズ」です。
公演が決まったときから、アラン・メンケンの作品だし、日本版も潤色・演出は小池修一郎氏ということで、みたいなぁ~って思ってたんですよ。
ただ、主演がジャニーズの京本大我くんだったので、そもそもチケット取れるの??ってのと、なんとなくジャニーズのファンって怖いイメージもあり。
じゃっかん不安だったですが、運よくチケットが巡ってきたので行ってきましたよ。(ひさびさの良席だったのでテンションも上がる笑)

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観てきた感想を一言でいうと、凄い良かった!楽しかった!!ですかね。笑
(二言になってるけど)

新聞社の一方的な理由により、新聞料金を値上げされたことを発端に起こる新聞配達員少年たちのストライキのお話。
(当時は配達員が新聞を買取していたので、売れ残った場合は配達員の赤字となる)
史実に基づいているお話ですが、史実ベースのお話にありがちな暗い感じになっていないのはディズニーのなせる技でしょうか?笑


兎に角、新聞配達員の少年たちの活躍が凄い!ダンスが素晴らしい!
見ごたえばっちり。ダンスも凄いんだけど、アンサンブルも含めてみんなお歌がお上手!
盛り上がるナンバーがたくさんっ!『The World Will Know』『Seize the Day』とか
さすがアラン・メンケンだわ~

京本くんもこれが初主演舞台とは思えないほど堂々とされていたし、凄い良かった。
個人的にはちょっとお芝居に癖がある?気がしないでもなかったですが、ものすごい気になるものではなかったし、もしかしたら役作りかもしれませんしね。
エリザベート』で演じられていた皇太子ルドルフとか、芸能人2世とかいろいろ踏まえると、こうも孤児で貧しい少年をうまく演じられてるなぁ~って思いました。全然浮いてない。

ヒロインのキャサリン役の咲妃さん見るのは1年以上ぶりかな?(コロナパンデミック直前の舞台だったかな)
さすが元タカラジェンヌというべきか、こういったドレスがとってもお似合いで。
あと、凄い可愛い♡
演技は流石ですし、キャサリンのソロナンバー『Watch What Happens』も、職業婦人、ましてや女性ジャーナリストが認められていなかった時代に、自身を奮い立たせる場面としてとてもカッコイイ。

観劇前に全然キャストを把握してなかったのですが(苦笑)開演前に、松岡くんが出演されていることを知り、彼のダンスを期待してたんですけど、残念なことに、足が不自由なクラッチ―役で他のキャストのようにダンスシーンに参加されてなかったんですよね~。
私の記憶では以前観劇した舞台ですごいアクションを見せてくれた印象が強かったので、これにはちょっと残念。
主人公の親友役はクラッチーだけど、1幕序盤で仲間に加わるデイヴィとその弟レスも出番がたくさんあるし、デイヴィはダンスナンバーにもいるし、デイヴィとクラッチの配役が逆だったらなぁ・・・とプチ思ってしまった。苦笑
いや、デイヴィ役の加藤清史郎くんもそれなりに良かったですけどね。


いや~しかし、
ホント、お話もまとまっているし楽曲も、ダンスも素晴らしかったので再演があったらもう1度見たい。
と思うのですが、観劇して思ったのが、それこそ客席は8割がた京本くんのファンポイ若い女性が多く、普段からミュージカルを観劇されている方はチケット取れなかったんじゃないかと思うんですよね。(私は運よくチケット取れたけど)
こんな良作な作品をミュージカルファンが見れないのかと思うと、ちょっと残念な気もしました。

京本くん、とてもよかったですが、楽曲も良いしジャニーズ以外のキャストを充ててくれた方が、チケット入手という面では良かった気もします。苦笑
まぁ、ストーリー的に10代に見えるくらいの、20代前後のキャストが必要なんだろうし、またロミジュリみたいなイマイチ(個人の意見です)のキャストを充てられても困るんだけどさ。
(あと、チケットの売上的にもジャニーズ充てておけば完売間違いないですしね。笑)

 

ブロードウェイミュージカル「ニュージーズ」
作曲:アラン・メンケン
作詞:ジャック・フェルドマン
脚本:ハーヴェイ・ファイアスタイン
演出・日本語訳・訳詞:小池修一郎宝塚歌劇団

ジャック:京本大我SixTONES
キャサリン:咲妃みゆ
クラッチー:松岡広大
デイヴィ:加藤清史郎
メッダ:霧矢大夢
ピュリツァー:松平健

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