宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

花組バウ「PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-」

 なんだかいろいろありすぎて、遠い昔の事のように思えますが、先日ほのかちゃん(聖乃 あすか)の初バウ主演作「PRINCE OF ROSES」を観てきました。

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 ほのかちゃんの初主演ってのもありますが、演出家の先生のデビュー作ということもあり若干不安だったのですが、それなりに面白かったです。
個人的にこの時代のイングランド好きなんですよね~

お話としてはさほど難しくはないですが、もうちょっと演出に分かりやすさというか、ほのかちゃん演じるヘンリーがのちにイングランドを治めることを予感させる最初のヘンリー6世との謁見の場面とか、効果音とか、ピンスポットあてるとかしてたほうが良くないか?と思ったり。笑
とはいえ、あの薔薇の舞台セットの使い方とは結構好き。
ヨークの白薔薇、ランカスターの赤薔薇と、こちらでは冒頭で分かりやすくセットの薔薇の色を変えていたりとか。

あと、なんと言っても娘役さんのお衣装が綺麗で可愛いよねっ!
こういうのはホント宝塚っていいなぁ~って思う。こういう小劇場とか下級生中心の舞台でもお衣装とか素敵だもん。


ヨーク朝政権下の間、他国に逃れているほのかヘンリーのもとに訪れるのが、ヘンリー・スタッフォード(希波らいと)とウィリアム・スタンリー(芹尚 英)。同じ名前ってことで(単純か。苦笑)親交を深めるダブルヘンリー。
らいとくんはあれですよね、花より男子でF4入りしてた下級生。
個人的には好みのお顔なのですが(苦笑)身長も凄い高いし、これから益々推されていき、人気が出てくる感じなんですかねー。

個人的には、敵なの?味方なの?って感じのトマス・スタンリーを演じていた一之瀬 航季くんがお役の上でも、ジェンヌさんとしても気になりました。
観劇後に調べてみたら、昨年の『はいからさんが通る』で新公初主演するはずだったんですね。。。。
新型コロナウイルスの影響により新公は中止になった)
凄い残念だし、可哀想。。。

昨年、今年はコロナの影響で新公を逃してしまった生徒さんがたくさんいるんでしょうね。。。

 

わかりやす~い悪役のグロスター公を演じてるのはゆーなみくん(優波 慧)
もう分かりやすい野心家で、前王で実兄のエドワード4世を殺害したり(自分で手は汚さない)まぁ王座に上り詰める為ならなんでもするんだけど、なんだろう。お化粧の効果もあって悪役にはちゃんと見えるんだけど、お衣装のせいか王座に就いた後も、王としての貫禄とかが全く見えなかったんだよね~汗汗汗

 

ちゃぴ(愛希れいか)に似ていると評判の星空美咲ちゃんが演じたのは謎の女イザベル。
まぁ、謎の女って程でもないけどね。笑
あれよね、エドワード4世の娘で、のちにヘンリー・テューダーの妃となるあのお方よね。
監視に来たとか、ホントか?って感じだけど、でも、やっぱり舞台上には華やかなお衣装を着た娘役さんが必要よね笑

今回はバウなので大丈夫でしたが、結構声量ない感じ?
まぁ、まだ研2とかその辺らしいので、これから成長していかれるんでしょうね~
ってか、この学年でのヒロインは凄い抜擢よね。
今は、なにかとちゃぴに似てることを言われてしまうけれど、このままだとちゃぴの影から抜けられなくなっちゃうから、それもいろいろ大変だろうなぁ~。

 

さて、もうひとりの重要な娘役キャスト、アン・ネヴィルを演じていたのは美羽 愛ちゃん
あいちゃんも本当なら『はいからさんが通る』で新公主演するはずだったんですね。
今回のヒロインの美咲ちゃんより学年は1つ上の学年ですが、お役としてはこちらのアン・ネヴィルのほうがずっと難しいし、この学年でこのお役をされるのはなかなか難しかったろうなぁと思います。

アン・ネヴィルといい、ホントこの時代は政治や時代に翻弄された女性たちのほうがドラマがあるよね。(いや、本作ではたいして描かれてないけど苦笑)


あっ、肝心のほのかちゃんのことを書いてなかった苦笑
見てわかる通り、美しいお顔立ちで下級生時代から注目されていて、私も割と注目してたんだけど、ほのかちゃんってなんか素化粧のほうが綺麗って言うか、舞台だとなんか、もっさり見えるんだよね。
今回は主演だしどうなんだろう?って思ってたけど、やっぱりお顔がまだまだぽっちゃりで、終始、もうちょっと痩せてくれないかな。。。と思ってしまった。苦笑
でも、まだ下級生ですもんね~
これから学年が上がっていくにつれて、どんどんスリムになっていくんだろうと思います。
首が太い分、今は余計に太って見えちゃうしね。苦笑

あっ、でも、お歌が酷いと聞いていたのですが、それはさほど感じませんでしたよっ!
ずいぶん努力されたのかもしれませんが、これくらいなら全然聞ける~

 

と、観劇後に友人に話したら、花組だからでは?と辛らつなご意見。。。
いや、そんなことないと思うよ。友よ。苦笑

 

あと、フィナーレ最後にほのかちゃんひとりでガンガンに踊る場面があって、結構踊れるんだなぁ~と。

花組ですしね、やっぱり踊れる男役さんが良いですよね。

 

 

バウ・ミュージカル『PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-』
作・演出/竹田 悠一郎

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