宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

ミュージカル「プロデューサーズ」

ミュージカル「プロデューサーズ」を観に行ってきちゃいました♡
こんなご時世ですし、東京まで観劇となると普段よりも更に遠征する距離は遠いわけで。汗
おまけに、先月は仕事が物凄く忙しく、なかなか難しい状況で。
でも、何とか仕事を一段落ついた今月行ってきました~(^^)/   

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 コメディだし、福田雄一の演出だし、きっとくだらない笑いが満載なんだろうなぁ~って思ったんですけど、もちろん、その要素もあったんですけどなんていうか、ちょっと1幕は下ネタが結構あって、私こういう下ネタを扱った笑いとかニガテかも汗💦
(意外と乙女な私w)

とはいえ全体的には何も考えず笑って見れるコメディミュージカルで楽しかったです。

ストーリーのあらすじといえば、落ち目のプロデューサー、マックス(井上芳雄)が、会計士レオ(大野拓朗)の「作品がヒットしない方が利益を出すことができる」との一言から、わざと失敗作を作り資金を騙し取るという詐欺を思い付き、
実はブロードウェイのプロデューサーに憧れ、会計事務所でこき使われる人生に疑問を感じているレオを巻き込んで、史上最悪の脚本、演出、キャストを集めて駄作間違いないミュージカルを作る!というもの。

史上最悪の脚本が「ヒトラーの春」ってタイトルなんだもんだから、もうどんなお話だよって感じなんですけど、その劇中劇は2幕でちらりと見ることができます。
これが、なかなかどうして素晴らしい。笑
それはやっぱり吉野さん(吉野圭吾)の貢献も大きいかも~

吉野さんは史上最悪の演出家ロジャー・デ・ブリってお役で出てくるんですが、まぁ、ゲイの演出家ってよりドラッグクイーンって感じ?
昨年観た「ロカビリー☆ジャック」のデビル役ほどのインパクトはなかったんだけど、安定のオーラと迫力♡
そして、ロジャーといえば、相方で恋人のカルメン木村達成)ね。
ってか、達成くんがあんなにスレンダーだったとはっ?!!!ウエスト何センチだよツマジで。うらやましすぎて、出てくるたびに目が離せん。

史上最悪な(シュールな?)脚本を作ったのはネオナチなんだろうけど、どう考えても間抜けな佐藤二朗さんが演じるフランツ。
フランツから脚本の上映権を得るために、マックスとレオの2人がフランツと踊る『デア・グーテン・ターク・ホップ・クロップ』はくだらないし、これくらいなら私でも歌って踊れそうって思えてくる。笑

脚本、演出家が揃ったところでやってくるのはブロンドのセクシー美女ウーラを演じる晴香ちゃん(木下晴香)
晴香ちゃんはどっちかっていうと清楚系のイメージが強いけど、なかなか頑張ってセクシーな美女を演じてました。笑
ウーラのセクシー(?)ソング『持ってるものは見せびらかさなきゃ』のはキュート笑

マックスのスポンサーのひとりホールドミー・タッチミー (何て名前だ)おばあちゃん(春風ひとみ)たちのOld Lady Landの歩行器を使ったご婦人たちのダンスは凄い。
なんだかんだお下品なんだけど、だけど、おばあちゃまたちがキュートで可愛らしい歌声と凄いダンスを見せてくれるもんだからそれもこの辺りまでくるとホント気にならない。苦笑

 
しかし何と言っても、2幕でマックスがレオに裏切られたことを知る牢屋での場面は、ホント凄い。これまでの出来事を歌っていくんだけど、ホント、圧巻!
さすがです芳雄さん 笑

なんだかんだあるんだけど、最終的にはマックスとレオはベストコンビになるし、ストーリー的にも円満ハッピーエンドになるわけだから、何かと暗いニュースが多い昨今、こういう明るいミュージカルもホントいいよね。


いや、しかし、いろんな意味で不謹慎なミュージカルだよなぁ~って思った。苦笑

私がちょっと引いちゃった下品な部分ととか、おばあちゃんたちとのあれやこれとか、ナチスの場面とか、人によっては好き嫌いが分かれる作品だと思うし。


思えば、昨年の冬、同じく福田作品で「サムシング・ロッテン」を観たんだけど、あの作品もホント公演が昨年だったから良かったけど、今年だったら不謹慎すぎて公演できないよね。(いや、されてるかもしれないけど、ペストソングとか、どうすんの?って思う苦笑)


出演:
井上芳雄
吉沢亮大野拓朗(Wキャスト)
木下晴香
吉野圭吾
木村達成
春風ひとみ
佐藤二朗
脚本:メル・ブルックス、トーマス・ミーハン
音楽・歌詞:メル・ブルックス
オリジナル振付:スーザン・ストローマン
日本版振付:ジェームス・グレイ
演出:福田雄一

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