宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

来日公演 ミュージカル「 ボディガード」

先日、来日公演 ミュージカル「 ボディガード」を観てきました。
今回はUK Tourキャストが来日しての公演ということもあって、元となった映画も見たこともないのに観に行っちゃいました。笑
主演がアレクサンドラ・バークってのもポイントだったかも。(お金ないのに)

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銃声の音から始まったと思ったら、「Queen of the Night」でショーが始まるのですが、ホント楽曲の勢いそのまま、とてもスピード感のある作品でした。

よくあるジュークボックスミュージカルなので、知らない楽曲でも聞いていて心地の良いが曲ばかりだし、ダンスもライブパフォーマンスも素晴らしかった。
(見ごたえばっちり)

この作品は、もちろんストーリーはちゃんとあるんだけど、半分ミュージカルで半分ライブコンサートって感じだったかな。2幕最後にはプチコンサートもついてるし。

アレクサンドラのちょっとハスキーでセクシーな歌声は凄い素敵だったなぁ。
ただ、久しぶりにみたアレクサンドラが、凄い鍛えあげられた身体しててちょとびっくりしちゃった。苦笑
普段細い身体の日本人キャストばかり見てるから余計にそう感じてしまうのかもしれないけど。(本国でダンス番組出てるみたいだから、それもあって身体を鍛えてるのかもしれないけど)

ボディガードのフランク・ファーマー役は、フランス公演でも同役を演じられていて、今回のUKツアーでもフランク役のブノワ・マレシャル。
フランス人らしいんですけど、全然フレンチ訛りの英語じゃないのね。
わりと細身の身体してるんだけど、銃を構える姿とか、めっちゃ渋いの。素顔は優しいお顔立ちなのにね~。やはり舞台に上がると役者は顔つきが変わるですね~。

ちなみに、来年日本人キャスト版が公演されるんだけど、このフランク・ファーマー役に俳優さん(いわゆるミュージカル俳優ではない)が抜擢されてて、え?歌えるの?って思ったんですけど、今作見てなっとく。フランク全然歌わないから。笑
というか、この作品では基本歌うのはレイチェル・マロンと、ニッキー・マロンだけだから。(もちろんアンサンブルは歌うが)

1幕でレイチェルがクラブでライブを行う場面とか、ノリの良い楽曲に乗せて、ストーカーから絶妙にレイチェルを救うところとか、フランクカッコイイし、演出面でも上手い具合にライトと音楽を使っててカッコ良かった~。(ドキドキした)

ニッキー・マロン役のミシャ・リチャードソンの歌声と役どころは切なくてねぇ。
歌手として成功しているレイチェルよりも、その陰に隠れて小さなバーで歌うニッキーの方にどうしても感情移入してしまう庶民の私。一般人の私には成功者には感情移入しにくいんだよね。
まぁ、ニッキーが担当している曲も良い曲ばかりだからね。「Saving All My Love for You」とか。

アレクサンドラとミシャのデュエットソング「Run to You」は、ホント美しくて切なくて。ふたりとも違う立場で、同じ人を想って歌ってるんだよね。

それだけに、ニッキーの最後が可哀相すぎるなぁ。


1幕、2幕とそっとレイチェルに忍び寄るストーカー。(この存在からレイチェルを守る為に、そもそもボディガードを雇ったんだけど)
このストーカーの、まぁ、スペックの高い事!!!(外見)
たまたま私、このストーカーの近くの席(下手より)だったせいもあって、その肉体美にあんぐり。いや、だってめっちゃいい身体してるんだもん。笑

この公演、男性アンサンブルも凄いスタイルの良い身体してる人ばかりだったんだけど、ストーカーは特にね。一応、元軍隊の特殊部隊にいた設定だったから、マッチョな理由はあるんだろうけど。

いや~、迫力のある歌声と、ダンスに加えて思わぬ目の保養となった公演でした。


『THE BODYGUARD』 THE MUSICAL/ミュージカル『ボディガード』来日公演
原作映画脚本:ローレンス・カスダン
脚本:アレクサンダー・ディネラリス
演出:テア・シャロック
レイチェル・マロン役(Wキャスト):アレクサンドラ・バーク
レイチェル・マロン役(Wキャスト):ジェンリー・シャロー
フランク・ファーマー役:ブノワ・マレシャル

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