宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠

昨年観てきた「銀河鉄道999-Garaxy oprea」の続編に当たる「銀河鉄道999-さよならメーテル~僕の永遠」を観てきました。
ネタバレ含んでますが、観劇の感想を。
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前作では鉄郎が母を機械人間の機械伯爵に殺され、不幸な境遇から抜け出す為に縁あって出会った謎の女性・メーテルと共に機械の体をくれるというアンドロメダを目指し銀河鉄道999に乗って宇宙を旅しながら立ち寄った惑星でさまざまな人たちと出会うお話となっていて、原作やアニメをあまり知らない私でも十分に楽しめたのですが、
本作は、まぁ、続編だから仕方がないのかもしれませんが、前作や原作(アニメ)を知らない状態で見ると結構「???」が飛んじゃうなぁ~と思いました。
前作を知っている私ですらときどき戸惑ったし。苦笑
原作をご存知の人ならそういうこともないのかもしれませんけどね。

いやね。だって、前作で出会ったときはそんなそぶりをちらりとも見せていなかったのに、メーテルとエメラルダスが姉妹だとか思わないじゃないですかー!
いや、単に私の知識&予習不足なだけかもしれないけど。
そんな衝撃的な事実が、皆さんご存知ですよね?的な感じであっさり語られお話が進められるもんだから戸惑う観客のひとり(私です 苦笑)

特に1幕冒頭と前半に出てくるエメラルダスのお話(場面)は、たぶん、エメラルダスが宇宙海賊クイーン・エメラルダスになるまでを描いてたんでしょうが、最初はよくわからずちょっと混乱しちゃいました。苦笑

いやでも、今回もエメラルダスとキャプテン・ハーロックがカッコ良くてねっ!
これは、凰稀かなめさんと、平方元基さんのファンは満足でしょうね~。
とくに凰稀さんは元宝塚男役トップスターということもあって、カッコ良さは抜群でしたし。(お歌の方は相変わらずでしたが。苦笑)
個人的には元基くんのハーロックがカッコ良くてカッコ良くて。


まぁどうやら、今作はラスボスである(プロメシューム)との戦いがメインだったから、前作では意外と出番が少なかったメーテルと、前回は特別出演枠だったクイーン・エメラルダスが結構がお話の中心って感じになったのかな?
で、ハーロックはある意味ストーリーテラーって感じで。

そういえば、プロメシューム役は当初浅野温子さんが演じる予定だったのですが、体調不良で降板されて代わりに松下由樹さんが出演されていたのですが、いや~流石松下さん演技はとてもお上手でとてもラスボス感満載でした。
まぁ、ただ他のメインキャストと比べるとちょっとぽっちゃりされた方なのでビジュアルがちょっと・・・でしたが。苦笑

あと、そうそう。
今回スリーナインが時空を超えた事故?に途中合って、そこで鉄郎は自分にどこか似たハミルという青年に出会うのですが、それが実はのちに宿敵 機械伯爵になるまえの姿だったりするんですが、
ただただ残忍で非道な悪党だと思っていた機械伯爵の過去を知り、それでも引き金を引くことができる強さを鉄郎が持つ。という過程というか成長を見せる為に必要だったのでしょうが、正直、ハミルとの場面はちょっと個人的には長すぎて退屈しちゃいました。苦笑
演じられていたのは2.5次元ミュージカルなどで人気の前山剛久さんという方なのですが、個人的にはハミル(機械伯爵)よりも、機械伯爵の恋人(?)のリューズの方が印象的でした。特に2回目に出てきた場面(エメラルダスの周りを歩きながら歌うところ)ですね。静かになんですが、感情豊かに歌われてる姿が印象的。
そういえば、リューズ役の矢沢洋子さんはロック歌手の矢沢永吉さんのお嬢さんらしいです。最近多い芸能人2世の中でも、こんな特殊な舞台に出演されるとか、ちょっと興味深い。(なんか不思議)

メーテル役は前作からキャストを変更してダブルキャストになっていました。
もちろん私が観たのは木下晴香さんの回です。(まぁ、もう一人の方を知らないからってこともありますが 苦笑)
木下さん、再演ではないミュージカルもしかして今回が初めて?
オリジナル作品をそんなに知らないから何とも言えないですが、メーテル役とても似合ってました。鉄郎との身長差もそこそこあるし、ミステリアスなんだけどどこか儚げな感じとか。お歌は前任者とは比べもになりませんしね。笑

そして、なんといっても前作から引き続き鉄郎役で出演しているのは中川晃教さんです。いや~~アッキーの可愛らしい姿がたくさん見れてなんだかうれしい。笑
もう、鉄郎アッキーは少年役なんだもんだからいちいちカワイイんだけど、それでも前作より男らしくなってて(成長した?笑)
お歌は当然ながら安心して聞いていられますしね。

でも、個人的に欲を言えばもっとアッキーが熱唱するような作品が観たいよ~
サムシング・ロッテンもそういう作品じゃなかったしね

しかし、2幕終盤でアンドロメダを目指していた鉄郎がメーテルの罠(というかプロメシュームの罠だけど)で惑星メーテルに連れてこられた場面。
捕まった鉄郎が何されるのかと思ったら、「ネジ」に変えられそうになっててびっくり
ネジって。。。苦笑

なんて変化球なの。苦笑

 

銀河鉄道999 劇場版公開40周年記念作品
舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル〜僕の永遠
<原作 総監修> 松本零士
[脚本・作詞]石丸さち子
[演出]落石明憲
[映像演出]ムーチョ村松

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