宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

宝塚のチケットの取り方―どの組がオススメなの?

先日昔の職場の先輩から宝塚のチケットの取り方を聞かれました。
なんでも、お子さんが宝塚に興味があって、1度見てみたいとのことでした。

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チケットの入手方法とか演目の選び方とかをお伝えしていて、改めて、普段宝塚(もしくはミュージカル)に縁がない人からするとチケットの入手方法とかは謎なんだなぁ~と思いました。
私の場合、初めての宝塚観劇が、まぁ、宝塚未経験者にありがちな、1度は見てみたいってとこから始まり、たまたまよく宝塚観劇をしている友人が身近にいたので、なにもかも彼女に手配してもらったんですけど、確かにそういう友人とか知り合いがいなくて、いざ自ら宝塚を観に行こうと思うとよくわからないですよね。
(ちなみに友人にチケット手配をお願いしてたのは最初の数回で、今では自分でもチケット手配してます)

そんなわけで、参考になるかわからないけれど、私が思う宝塚のチケットの取り方を少しだけ。

まずそもそも、宝塚を見たことがない人からしたら、組が5つもあること自体知らない可能性がある。
これは、まぁ、私がそうだったんですけどね。組カラー(実際のイメージカラーや、組の特色)があることすら知りませんでしたから。苦笑
ちなみに、宝塚歌劇団の成り立ちみたいなものは、公式にて紹介されています。

宝塚歌劇とは?100年続く華やかな舞台の秘密 | 宝塚歌劇を楽しむ | 宝塚歌劇公式ホームページ


一般的に5組の特色はざっくりいうと、「ダンスの花組」「芝居の月組」「日本物の雪組」「コスチュームの星組」「コーラスの宙組」って感じで言われていますが、まだまだ宝塚観劇歴が短いとはいえ、数年観てきた私の個人的な印象からすると、どの組もトップによって組の特徴は変わるってことでした。
演目も、割とトップに左右されるので。(もちろんそうでない場合もあるけど)

今(2019年)宝塚を初めてみる人にオススメする組は、花組宙組あたりでしょうか。
花組は、5組の中で一番トップ歴が長い 明日海りお が率いてますし、ビジュアル面でも華やかで美しくまさに宝塚を見に来たっ!ってなると思うのですよね。
ただし、今年後半にみりお(明日海りお)の相手役のトップ娘役の仙名彩世が退団されて、まだまだ未熟な華優希が就任するのがちょっと心配。まぁでも、初観劇ならそこまで気が付かないかと。

宙組は、昨年トップコンビとして同時に就任した真風涼帆と星風まどかが率いていますし、宙組は長身の男役さんがたくさん在籍しているので、カッコイイ男役を見るにはちょうど良いかなぁ と思うのです。
また、宙組の今年春夏の演目は映画版を知っている人も多い「オーシャンズ11」なので、(映画ベースにはしているとはいえ、もちろんいろんな場面が違うのですが)ストーリーの予習することも出来るし。
ストーリー自体はたいしたことなかった印象ですが、単純なお話の方が初心者には分かりやすいですしね。

私がよく観劇している雪組もオススメしたいところだけれど、今年の雪組は日本物(新撰組)なので、宝塚デビューするにはふさわしくない。というか、見たことない人からしたら、宝塚はドレス娘役さんが出てくるキラキラした洋物のイメージでしょうから。
1~2作くらい宝塚を見たことがあれば別ですが、やはり最初に見る(初心者が観たい)のは、王道のキラキラドレスだと思うのです。


あと、よく宝塚を観劇される方からは「ショー」を見せたい/見たほうが良いといわれるのですが、個人的にはそうでもないかなぁ~と思うのですよ。
いまでこそ、そこそもショーの楽しさが分かってきた私ですが、あの次々場面が変わってくショーの楽しさが最初の頃はまったく理解できず、こんなのやるくらいなら、畳み掛けるようにして終わった本編(1幕のお芝居のこと)をもうちょっとちゃんと描いて欲しいと思ったからです。
それに、1本物でも最後にプチショーが付くし、初心者にはそれで十分な気がするのです。

ちなみに、念の為説明しておくと、宝塚は基本的に1幕(お芝居/ミュージカル)、2幕(ショー/レヴュー)の2本立てとなります。ただし、たまに1本物と呼ばれる1幕2幕通してのお芝居(ミュージカル)が公演される場合があるのです。

個人的な印象でいうと、1幕だけで制作されるお芝居は、若干お話が駆け足で終わることが多い。
ただし、ショーが付いていることで、お芝居がたとえ駄作だとしても2幕で元が取れる。なんてこともあります。
1本物だとそこそこの長さがあるので、お話が駆け足で終わることはないイメージですが、その作品が観客の好みに合わなかった時等は結構ツライかもしれない。

結局のところ、好みですね。(なんじゃそりゃあ)

あと、宝塚を初めて観るって人が気にするのが、あの大きな羽根が見れるのかってことですが、結論から言えば、見えます!
1本物でも、通常の2部構成の場合でも、トップスターは基本的に大羽根を背負っています。
通常の2部構成の場合は、トップスターの大羽根に加え、トップ娘役、(2番手がいれば)2番手男役スターも羽根を背負っているので、見た目には豪華かもしれませんが。

あっ、例外的に、「ベルサイユのバラ」と「ME AND MY GIRL」などの1本物の作品では、トップスターも大羽根を背負っていなかったと思います。
考えてみると、ベルバラなんて初心者が一番観る舞台なのに不思議ですね。(私の初宝塚観劇もベルバラだった)


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