宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

星組公演 うたかたの恋

現在中日劇場にて絶賛公演中の星組公演「うたかたの恋」を観に行ってきました! 
星組さんたちを観るのは前回の大劇場公演を観に行ってないから、結構久しぶりっ!
かちゃ(凪七 瑠海)を観るのは、もっと久しぶりっ!!!

 

      f:id:annakobayashi060:20180104210002p:plain 

中日での公演が「うたかたの恋」と決まった時は、観劇自体どうしようかと思ったんですよね。正直紅さん(紅 ゆずる)にルドルフのイメージって全然ないし。
演目自体は宝塚では何度も再演されている有名作品ですが、まぁ、宝塚初心者の私は当然(ストーリーは知っていても)観るのは今回が初めてだったので、過去の公演をご覧になってる人よりはそこまで凝り固まったイメージはないと思うのですけどね。

さて、前置きはこれくらいにして、観劇の感想を。

 

さすが宝塚っ!というか、地方公演だとしてもやっぱり舞台とかセットとかお衣装とか華やかで煌びやかで美しい。最近、個人的に結構地味な作品を見てきたもんだから余計いそう思うのかもしれませんが。苦笑
1幕の始まりもドイツ大使館でのパーティーシーンから始まるからドレスなども綺麗ですしね~。今回、結構な良席での観劇だったので、ドレスなど間近でみれたので思わずガン見しちゃいました。

今回主役として描かれているルドルフ皇太子は、ミュージカル好きなら既にご存知のオーストリア皇后エリザベートと皇帝フランツの息子です。
あらかじめあらすじ(物語の背景)を知っているから、逆にそう思ってしまったのかもしれませんが、運命の相手マリーと出会うまでのルドルフは、ただの女遊びや戯れが好きな皇太子に見えて、とても他国からも人目置かれるくらい才気にみちた皇太子には見えませんでした。
まぁ、1幕ものだし深く描くことができないのかもしれませんけど。
意に添わぬ結婚をし、また、王族としての立場と自分の政治的考えのズレ、そういったものに苦悩や孤独を抱えてたのかもしれませんが、舞台を見ただけではそれれは伝わってこなかったかなぁ。。。


観劇前から不安だった紅さん(紅 ゆずる)ルドルフですが、ヴィジュアルはまぁ、ポスターからもわかる通り、美しいのですよ。身長もシュっとしてて高いし。
でも、正直それだけだったかなぁ。。(あくまでも個人的感想です)

既に死を決意したルドルフとマリーが楽しそうに踊るパーティーの場面から始まるのですが、まぁ、あーちゃん(綺咲 愛里)演じるマリーの可愛いことっ!!いや、あーちゃんかわいいのかも。
どのお衣装も大変お似合いで。逆に、顔は可愛いのに、声が残念でならない。
まぁ、個人の好みも当然あるのでしょうが、全然可愛らしくない。いや、可愛らしい声を出そうと頑張ってるのはわかるのですが。。。
それでもストーリーが進むにつれて気になった声(質)も、さほど気にならなくなりましたけど。

主役2人を観てる分には綺麗だし、絵面は美しいので、まぁ、宝塚的にはオッケーなのかな。


ルドルフの従兄弟ジャンを演じているカイちゃん(七海 ひろき)は、ルドルフの親友的ポジションなので良い役だと思うのですが、そんなに印象に残らなかったかな。相変わらず格好良いんですけどね。まぁ、それ言ったらルドルフを陥れるお役であるフリードリヒ公爵を演じていたかちゃ(凪七 瑠海)も同様ですけどね。(苦笑
まぁ、カイちゃんとかちゃに関しては本人たちっていうか、そもそもあんまり役がないんですよね~この作品。

 

 メインキャスト以外に目立っていたのは、まぁ役柄もあるんでしょうけど、ルドルフの御者ブラッドフィッシュ役の如月 蓮さんですかねぇー。ひとり、セリフ回しが和物の様で脚本の古さを感じましましたが(苦笑)しかし、ともすれば下級生が演じそうなお役を結構な上級生の如月さんが演じていることにまたしても役がない事を実感しますねー。

 

ルドルフの父でオーストリア皇帝フランツ・ヨゼフポコちゃん(十碧 れいや)が演じていたのですが、個人的にポコちゃんって口が大きいせいか可愛らしいイメージを持ってんたんですが、お髭がとってもお似合いでフランツも似合ってました。結構老け役もできるんだなぁ~と。
紅さんと比べると結構学年差がありますが、長身の紅さんには長身のポコちゃんが父親ってのが並び的にしっくりきました。

ルドルフの妃、ステファニーを演じていたのは星蘭 ひとみちゃん。その可愛らしさで他組ファンでも名前くらいは聞いたことがあると思うひとみちゃんですが、研3ながら新公(新人公演)主演を務めたことがあるという経験がそうさせるのか実に堂々としてましね。でも、なんでしょう。凄い綺麗なお顔しているのですが、なんていうか初々しさがないんですよね~。まぁ、お役のせいもあるんでしょうけど。

あまりストーリー上は目立つお役ではないのですが、長身ですらっとしていて綺麗なお顔をしていたので、舞台を観ていて目を引いたのが極美 慎くんですねー
ひとみちゃんと同じく前回の星組大劇場公演で新公主演を務めた注目の若手ですが、なるほどなっとくでした。地方公演で組子が少ないとはいえ研4ながら良いポジションもらってるなぁー思いました。
しかし、極美くんってすごい芸名ですよね。通っていた空手道場の「新極真会」から名付けたそうですが、とても極真流空手をやっていたようには思えないさわやな男役さんで。舞台化粧するとちょとOGの壮一帆さんに似てるなぁと思いました。

 

 

ショー「Bouquet de TAKARAZUKA」の感想は、また次のページで。

 

 

ミュージカル・ロマンうたかたの恋
原作/クロード・アネ
脚本/柴田 侑宏 演出/中村 暁

タカラヅカレビュー『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』
作・演出/酒井 澄夫

        にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
     にほんブログ村