初演から気にはなっていたのですが、オリジナル映画が大好きな映画の1つだったので、それが逆にストッパーとなって観ることができなかった本作。
でも、今年は新型コロナウイルスの影響で、軒並みミュージカルが中止になり、エンタメ業界もかなりの苦境に立たされ、私自身も落ち込んだりすることも多かったので、良い作品であることは間違いないであろうこの作品を観に行くことに決めました。
コロナ禍でも数少ない地方公演を行ってくれた作品の一つでもありますしね。
そして、それは正解でした!
やっぱり、良い作品はミュージカルになっても良かった!
チケット入手してから気づいたんだけど、音楽がエルトン・ジョンなんですよね。
そりゃ良いはずだ。苦笑
私が観劇したキャスト陣はこちら
ビリー:渡部出日寿
お父さん:橋本さとし
ウィルキンソン先生:柚希礼音
おばあちゃん:根岸季衣
トニー(兄):中河内雅貴
オールダー・ビリー:大貫勇輔
マイケル:菊田歩夢
半分くらいは大貫さん演じるオールダー・ビリーのダンスが見たいなぁ~って気持ちで観劇に臨んだんですけど
いやいやいや、ビリー!!!
渡部くんビリー凄いよ~~~!
これまでにも何度か子役が出演してたりメインキャストだったりする作品を見たことあったんだけど、渡部くんのダンスはホント凄かったっ!
子どもとは思えないって感じ?
って思ったら、ご両親ともにバレエダンサーで渡部くんもいくつものコンクールで金賞を取られてたんですねっ!そりゃ、子どものはずなのに凄いはずだわ。
(ってか、小学校1年からバレエを始めてこのクオリティってマジで?!!驚愕)
オリジナル映画とミュージカルはお話の大筋はだいたい同じでしたが、映画では最後にロイヤルバレエで踊るオールダー・ビリーで幕が閉じるけど、舞台ではビリーがロンドンに向かうところで終わる。
あれ?ロイヤルバレエで踊るオールダー・ビリーは見れないの?って思ったりしないのは、2幕のクリスマスの夜の場面でビリーとオールダー・ビリーが踊る場面が凄いからですね。ホント、満足感が半端ない。
あの場面、何度でも観たいわ~(いや、やるほうは大変でしょうが)
大人キャストたちも割と好きなキャスト陣で観に行ったし、炭鉱夫たちの楽曲も良いのですが、ワクワクが止まらなくなるのは、やっぱりビリーの場面なんですよね~
ビリーがこっそりバレエを習っていたことがばれてしまって、おとうさんから禁止されてしまったときのAngry Danceは、映画でも凄い好きだった場面だったので、始まる前からワクワクしてしまったし、先ほども書いたオールダー・ビリーとのSwan Lakeは本当に二人とも素晴らしいし。
もちろんオーディションでのElectricityも良かったですよね~
本作、もちろんメインのダンスはバレエなんだけど結構タップダンスも交じってて、私、タップ大好きなので、ワクワクが止まらなかったなぁ~
お話としては、やっぱり2幕のおとうさんがビリーの為にスト破りをする場面とか、ウィルキンソン先生との場面でしょうか。
やっぱり、良い作品は映画でもミュージカルになっても良い作品なんだなぁ。
迷ったけど、やっぱり見てよかった。と思いました。
ただ、オリジナルの映画が好きな私としては、舞台はイングランド北部なのに、なぜかキャストのみなさんが九州の方言で話をされるのに超違和感。
もしかしたら、九州地方の炭鉱が有名だった(たぶん)からとかかもしれませんが、別に舞台は日本じゃないんだから、下手に九州弁を使ってほしくなかったです。正直。
だって、聞いてて違和感しかなかったんだもん。
頭の中ではイギリス北部だと思ってみてるのに、日本の南部の方言が聞こえてくるんだもん。苦笑