昨日大阪にて大千秋楽を迎えたミュージカル「フラッシュダンス」を見てきました。
公演が発表された際には、宝塚時代のちゃぴ(愛希れいか)のダンスが好きだったので、見たいなぁ~思っていた作品だったんですよね。コロナ禍の状況ではありますが、幸運にも地方公演も興行されたので見に行くことができました。
映画「フラッシュダンス」をミュージカル化した作品ですが、まぁ、古い作品ていうこともあって未見ではあるのですが、それでも、昔ジェニファー・ロペスが『I'm Glad 』のミュージックビデオでオマージュしていたので、その印象が強かったです。でも、ある意味それがいけなかったかも 苦笑
昼間は工場で働きながら、夜はセクシーダンスクラブでダンサーとして働きながらプロのダンサーになることを夢見るアレックス(愛希れいか)そんな彼女に一目ぼれする御曹司のニック(廣瀬友祐)
アレックスの同僚で友人で同じくダンサーとして成功することを夢見るグロリア(桜井玲香)、キキ(Dream Shizuka)テス(石田ニコル)そしてグロリアの恋人でクラブで働くコメディアン志望のジミー(福田悠太)
ストリップクラブを経営するC.C.(植原卓也)
アレックスの才能を信じ支援してきた老婆ハンナ(春風ひとみ)とお手伝いのルイーズ(秋園 美緒)
アレックスを主軸にはしているけれど、どちらかといえば成功を夢見る若者たちの群像劇に近いのかな?
お話自体は単純だし、わりと楽しめたんだけど
なんだろう~これだけのヒットソングをちりばめた作品の割には、楽曲というかお歌にパンチがないんだよね。。。
誰一人としてお歌が抜群に上手な人がいなかったし。
肝心なダンスナンバーもこの作品を輝かせるだけの力はなかった気がする。
とりあえずは、愛希さんのダンサーとしての良さは活かされてなかった気がするなぁ
お歌にはもともとそんなに期待してなかったけど、ダンスシーンに期待してたぶん、がっかり感が。。。
あと、ガールズの中でみると、愛希さんが一番地味でちょっとびっくり。(そういう設定?)まぁ、でもスタイル良いし、足を出してるお衣装が多いから、その美脚を堪能することはできたけど。苦笑
昨年別の作品で見た桜井さんよりはこちらの作品のほうがキュートで良かったんだけど、どうも彼女だけ(身長のせいもあるんでしょうが)子供っぽくて、C.C.がグロリアのストリップクラブで働くよう誘う姿に超違和感。(ロリコンクラブじゃなんだから)
桜井さんはMean Girlsとかが日本で公演されたら凄いハマるんじゃないかな。笑
石田ニコルさんは昨年見た作品よりもこの作品のほうがカッコよかったし、ハマってたんだけど、とりあえずちょっとぽっちゃり過ぎて(特にお顔が)スタイルとしては肉感的なのでその分ダンスシーンでは(ダンスはともかくとして)役にハマってたと思うけど。
イケメンニックを演じているのは廣瀬さん
1幕では(ほぼ)終始おまぬけな姿を披露していたけど、お話が進むにつれて、彼なりに葛藤する場面とか、2幕でアレックスに拒絶された後の場面での演技はとてもよかったんだけど。その場面、お歌に感情を乗せての歌唱とかは良かったんだけど、肝心のお歌のほうは。。。なんか全体的には歌唱力落ちてない?好きなだけに見ていて心配になっちゃったよ。苦笑
そして、魅力的な男性キャストとしては忘れてはならないC.C.役の植原さん
私、なんか植原さんが舞台に上がると目が離せなくなるんだよねぇ~
怪しい雰囲気の男性とか演じるのがとっても上手。
2幕冒頭の歌唱はどうしようかと思っちゃったけど。苦笑 まぁ、キーが合ってないんだろうけど。
ハンナとお手伝いのルイーズの場面はほっこりくる場面。
また、ハンナとアレックスの関係性があるからこそ、最後に名門ダンスアカデミーの入学オーディションにチャレンジするきっかけになってくれるわけで。
オーディションの場面はまさに何度も映画の予告編とかで流れている有名なシーンですよね。
まぁ、私の場合J.LoのPVですが。苦笑
なんていうか、もちろんPVは生の舞台と違って何度も取り直したり、繋ぎ合わせたりしているからより良いものができるから、それと比べてしまうのは違うんだろうけど
どうも私の中での印象があまりにもJ.Loだったもんだから。苦笑
愛希さんには、宝塚時代のアフリカのショーの場面が特に素晴らしくて印象的だったから、あぁいう力強いものを感じるかなぁって思ってたんだけど。
いや、十分にオーディションの場面は素晴らしかったんだけどね。
なんでしょう、ダンサーとしてのちゃぴに期待しすぎてたのかな。苦笑
観劇前に久しぶりに見ちゃったからなぁ~PV
原作:トム・へドリー&ジョー・エスターハス作
パラマウント・ピクチャーズ映画「FLASHDANCE」
日本版脚本・訳詞・演出:岸谷 五朗
音楽監督:大崎 聖二
訳詞:長島 祥