今年はいろいろお金がなくてね。行かないでおこうかとも思ったのですが、やっぱり新キャストが気になってしまって、見に行ってきました。「レ・ミゼラブル 2019」です！
濱めぐ（濱田めぐみ）ファンテーヌに、上原さんジャベに、シュガーバルジャンっ！
ヤバイ。今回のキャストやばいよ～～～～！！！！
ってなったは良いのですが、そこには当然避けたいキャストも居て。。。
（ダブル、トリプルキャストの宿命なのか？）
特に、トレンディエンジェルの斎藤さんは避けたいNo.1だったし。（見た友人曰く、避けて正解だったらしいし）
ダブルでも日程選ぶのに大変だというのに、トリプリやフォースともなると日程がね。合わないのですよ。
何度も通えるほどお金があればよいのでしょうが、それもないし（涙）
その上チケット代も値上がりしてるし（涙涙）
そんなわけで、myベストキャストってわけにはならなかったのですが、こちらのキャストで観てきました。
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バルジャン：佐藤隆紀
ジャベール：伊礼彼方
ファンテーヌ：知念里奈
エポニーヌ：昆 夏美
マリウス：内藤大希
コゼット：熊谷彩春
テナルディエ：KENTARO
マダム・テナルディエ：森公美子
アンジョルラス：上山竜治
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濱めぐファンテーヌに、上原ジャベも凄い見たかったのですが、あれですね。やっぱり製作発表でシュガー見ちゃったから。
あれ見たら、シュガーバルジャン見たくなっちゃうじゃないですか。苦笑
（ホントは複数回観に行ければ良かったんですが、お金が。。。ね 涙）
ということで、いつもながらうすっぺらい感想です。
期待が大きすぎたのか、1幕はそこまでだったのですが（いや、十分に素晴らしかったけどさ）2幕のシュガーは最高だった。どんなけ優しい歌声なのよ。
優しい音色を聞かせるんだけど、意外とシュガーのバルジャン、人物像がちゃんと見えてくるんだよね。
ただの聖人君子ではない、ただの男の姿を。
少なくとも私にはそう感じさせてくれました。
そして、その姿は、原作で描かれているようなバルジャンのコゼットに対する感情についても、そう見えました。
以前レミゼを見たときは、ホント、単純にバルジャンにとって、コゼットは愛おしい娘のような存在に見えたのだけれど、シュガーバルジャンにとって、コゼットはまさに娘であり恋人であり母でありすべての存在なんだというのが、ひしひしと感じられたのです。
そして、それがまさに感じられるのが「プリュメ街/Rue Plumet/In My Life」とやっぱり「彼を帰して/Bring Him Home」ですね。
バルジャンにとって全ての存在であるコゼットに、愛する人ができた時の戸惑い、葛藤、そしてコゼットへの愛。
ホント、シュガーの歌声はなんて優しいのでしょうね。
今回が初めてのシュガーバルジャンになったわけですが、公演を重ねてまた年を重ねて経験を積むごとにこの先もっともっと素敵な姿を見せてくれるのでしょうね。
伊礼ジャベールもけっこう役作りがはっきりしてるというか、特に「ジャベールの自殺/Javert's Suicide」のあたりでの印象が結構違ってて面白い。
私はそれまで、自分がそれまでバルジャンに持っていた悪党というイメージが覆されて、混乱してその果てに自殺したように思っていたのですが、伊礼ジャベは宿敵と思っていたバルジャンにある意味負けたと感じて、からの混乱、自殺。って感じ。
う～ん、うまく言えないけど、混乱するまでの過程が違うっていうか。
とりあえず観る前まで、伊礼ジャベはなんとなく想像がつく気がしてて、あと、凄い嫌な奴になりそうだなぁと思ってたんですけど、やっぱり実際に観てみないとわかりませんね。
やっぱり、レミゼで一番好きなのはエポニーヌだなぁ。
内藤マリウスにはそこまで期待も、その逆も抱いてなかったのですが、結構よかった。もちろん海宝マリウスの方が好きなのですが、内藤君のマリウスも結構な好青年で嫌な感じがしなかった。（私は個人的にレミゼのマリウスが好きではないのです）
個人的にはマリウスよりも比重が大きいアンジョルラスですが、いや、上山さんも良いのですが、個人的にアンジョルラスは革命運動のリーダー的な存在で、カッコいいいわばヒーロー的なポジションだけに。。。。
（痩せてくれ、今回は特にだいぶぽっちゃりに見えたよ）
ミュージカルだからお歌はもちろん大切。でも、それと同時にプリンシパルはある程度ビジュアルも大切だと思うのだよ。
まぁ、個人的な好みの問題ですけど。苦笑
熊谷コゼットは最年少でのコゼット役で、お歌も上手という前評判を聞いていたので、結構楽しみにしていたのですが、お歌はもちろんお上手だったのですが、なんだろう？意外とコゼット役にはハマってなかったような気がする。
いや、若いし、初々しくて可愛らしかったのですが、コゼットのどこか儚げな感じはあまり感じられなかったかも。（声質とか）
まぁこればっかりは受け取り方の問題もあるから、私の問題かもしれませんが。
原作：ヴィクトル・ユゴー
作：アラン・ブーブリル、クロード＝ミッシェル・シェーンベルク
作詞：ハーバート・クレッツマー
オリジナル・プロダクション製作：キャメロン・マッキントッシュ
演出：ローレンス・コナー、ジェームズ・パウエル
