だいきほ(望海風斗・真彩希帆)でコメディ?!しかもブロードウェイミュージカル!?なにそれ観たい~~~~!!!
と公演が決まった時には歓喜し、いや、でも演出家の原田先生初潤色はどうなんだろう?期待してよいのかわからない・・・と混乱し。
そして、なにより東京でしか公演されない舞台のチケットが果たしてとれるだろうか?という状況だったのですが、幸運にもチケットを入手することが出来て「20世紀号に乗って」に乗車することができました!
噂では映像化が難しい作品ということで、記憶が新しいうちにいつもの通りネタバレ含む感想を。
開演アナウンス直後にステージ上に蒸気機関車の煙を彷彿とさせる演出からワクワク。それに続いてポーターの4人(橘 幸、諏訪さき、眞ノ宮るい、星加梨杏)が登場してタップを披露しながらタイトルを掲げていく。
わ~~~♪ いよいよ始まったぁ~と思っているとすぐに舞台下手側からあーさ(朝美 絢)まなはる(真那 春人)が客席から登場っ!と思ったら2人を追って給料未払いの役者やら舞台関係者がこちらは舞台上手側から登場っ!(私は下手側の席だったのでどなただったかは分からず)
そうこうしている間に舞台上では、まさかのカポネさんが登場するじゃないですかっ!なぜなぜ??と思ったら、アル・カポネが生きた時代と、この舞台の設定は同じ年代なんですね。演出家は同じ原田先生だし。
コメディとはいえまさかのカポネをぶっこんでくるとは。笑
ここからの20世紀号が出発するまでの流れとか、ワクワクが止まらない~~~
そしてセンターで踊る翔ちゃん(彩凪 翔)車掌さんのカッコいい事っ!「On the Twentieth Century/20世紀号に乗って」
元敏腕プロデューサーであるオスカー(望海風斗)の部下で宣伝係オーエン(あーさ)マネージャーのオリバー(まなはる)が、オスカーの指示通りなんやかんやして特別室Aを自分たちのものにするんだけど、肝心なオリバーが乗車してないっ!!!
と思ったら、まさかの乗車遅れっ(ってか列車にしがみついてる~~~~!!!)
走り出した列車の勢いでオスカーの帽子が飛んでいっちゃうのもおかしい。
なんて間抜けなトップスター様の登場!(褒めてます)笑
オスカーが自身の復活を歌う「I Rise Again/また、立ち上がる」のだいもんの流石の歌唱力とまなはるあーさとの息の合ったトリオぶりっ笑
オスカーが今や大女優となったリリー・ガーランド(真彩希帆)と初めて会ったオーディションの回想シーン。きいちゃんの登場(客席下手側から登場)から、ピアノを弾く前の妙な気合の入れ方とか、いちいち面白い。
しかし、歌のセンスがない女優の役であゆみさん(沙月愛奈)に演じさせるなんていろんな意味でドキドキするよ。まぁ美人女優ってお役にはあゆみさんはぴったりだけど。
しかし、リリーが舞台女優として成功していく「Veronique/ベロニク」は、きいちゃんは超キュートだし、宝塚らしい華やかなカンカンも見られるし♡
ちなみに、個人的にお気に入りのポーター4人組はこの場面では揃って兵士を演じてて、こちらのお衣装もとっても似合っているし目で追いやすい。苦笑
カッコイイだけの車掌さんかと思われた翔ちゃんでしたが、まさかの脚本売り込んでくるチャーミングな車掌さんだったのねぇ~笑 「I Have Written a Play/芝居をひとつ書きました」
20世紀号には乗務員も含めておかしな人しか乗ってないのかっ?!笑
そしてついに次の停車駅ENGLEWOODからリリーが20世紀号に乗ってくるのですが、リリーと一緒に登場するリリーの恋人ブルース(彩風咲奈)がヤバいっ!!!
新聞記者たちの前でポーズを決める後ろで、いちいちいろいろ変なポーズ決めるんだけど、カッコいいだけに面白い(笑)
あんな変な動きする咲ちゃん見たことないよ~~
リリーとブルースのバカップルぶりも凄い好きなんだけど、意外とブルースを雑に扱うリリーも好きだし、何されてもめげないブルースも好きだわ~
そして、この流れで出てくる専科からご出演の京 三紗さん演じるプリムローズ夫人のチャーミングなことっ!列車内で起こるREPENTステッカー事件の犯人はまさかのプリムローズ夫人なんだけいたずら自体も可愛らしい程度だし、なにより京さん演じる夫人が可愛らしいから~~「Repent/悔い改めよ」
特別室AとBでともにリリーには自分がふさわしいと歌うオスカーとブルースのタイプの違うイケメン対決もたまらん「Mine/俺のもの」
このナンバーの際のムダに鏡の前でポーズ決めたりしてるナルシストブルースからも目が離せない~~!
そしてその後にリリーを自分の舞台に立たせようとするブルースとそれを断るリリーの掛け合い「I've Got it All/すべてを手に入れた」は、もう宝塚のトップスターとその相手役トップ娘役とはとても思えないっ!ふたりとも凄い上手で面白い!
きいちゃんの高笑いが好きすぎる~~~!!!
リリーにこれでもかっ!!!てくらい拒絶されて怒り心頭で特別室Aに戻ったオスカーを待っていたのはこの上ない朗報っ!
キャッキャッしながら3人で喜ぶ姿も可愛らしいことこの上ない。
そしてこのままの明るい雰囲気のまま再びタイトルナンバー「On the Twentieth Century/20世紀号に乗って」へと繋がって1幕が終わるのですが、舞台上に出てくる乗客の間をリリーとブルースがちょこちょこ動き回って現れるのがなんともたからん。
そして、意味深に(?)20世紀号の上を飛んでいく飛行機~
ブロードウェイ・ミュージカル『20世紀号に乗って』
ON THE TWENTIETH CENTURY
Book and Lyrics by Adolph Green and Betty Comden
Music by Cy Coleman
Based on a play by Ben Hecht and Charles McArthur and also a play by Bruce Milholland
“On the Twentieth Century” is presented by special arrangement with SAMUEL FRENCH, INC.
潤色・演出/原田 諒