宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

「CASANOVA」ざっくりとした全体の感想

ざっくりとしたCASANOVAの感想です。(あっ、これもネタバレしてるかな)

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私、個人的に生田先生の演出好きなんですけど、先生あんまりオリジナルでは脚本書けないのかなぁ~って思っちゃった。せっかくの1本物でしかも、太陽王や1789でお馴染みのドーヴ・アチア氏が楽曲提供してるのに、内容が薄っぺらいんだもん。もうちょっと深みが欲しかったよ。苦笑

まぁ、でも、そんな中でも、プレイボーイ・カサノヴァに説得力を持たせてくれたみりおさん(明日海 りお)は流石だわ~~。ホント、ビジュアル見ただけで納得させられるこの説得力っ!!

これが退団公演となるゆきちゃん(仙名 彩世)は、どのお衣装も綺麗でとてもお似合いなんだけど、個人的にはあまり似合う役じゃないなと感じてしまった。ってか、今回のお芝居での、いつもより高い発声が合ってない気がしてしまって。残念。

黒いお役なんだけど、コメディだからそこまで真っ黒なお役ではないれいちゃん(柚香 光)には、アチア氏の楽曲はなかなか難しかったのか、お歌がいつもに増してヤバみが増してたね。苦笑。あと、あの一歩間違えば顔芸になっちゃう今回の演技もニガテかも。気になりだすと悪い意味で凄い気になっちゃうんだもん。
マント捌きとかはカッコイイですけどね。コメディなしで普通にカッコイイ黒い役を観たかったわ。
フィナーレでガンガンに踊るれいちゃんをみて、やっぱりれいちゃんの良さを出すにはショーが必要不可欠だなぁと思ったり。


ラスボスはこちら?と言える黒くて怪しいコンデュルメル夫人を演じたちなつさん(鳳月 杏)。自分の目的の為なら手段を選ばないし、なんかよくわからないけど、しもべの子猫ちゃんたちを従えちゃってるし、見るからにヤベーヤツなんだけど、そこは流石ちなつさん、妖艶で素敵でした。
しかし、階段降りで気づいたんですけど、ちなつさん番手はあきら(瀬戸かずや)より下なんですね。いや、まぁ、どっちも結局は別格スターなんだけど。
ちなつさんの方が上だと思ってたからびっくりした。(←気づくの遅い?)
次の公演から月組生になっちゃうけど、ちなつさんがどんな扱いになるのかちょっと心配。(まさか、ありちゃんの下???)

ちなみに、コンデュルメル夫人といえば、しもべの子猫ちゃんたちがいますが、そのひとりで2幕で活躍してんだかしてないんだか、よくわからないベネラを演じているおとくりちゃん(音 くり寿)
せっかくの歌うまさんなのに1幕ではほぼセリフがなくて残念~って思ったけど、あとでプログラム見返してみたら、結構影コーラスしてました。笑
今回はエトワールもしてますしね。
次期体制では歌支え要員として使われることになるのでしょうか。もったいない。

本作で退団される副組長のじゅりあ姉さんの(花野 じゅりあ)かわい子ぶった演技は、らしくなくてなんだかおかしいんだけど、2幕で見せたあきらとのコンビは良い感じ。ちゃんと可愛らしい。苦笑。
ゾルチ夫人とコンスタンティーノのカップルは結構お気に入りかも~

同じく本作で退団しちゃうべーちゃん(桜咲 彩花)は、ベアトリーチェの侍女として出てくるから結構出番はあるんだけど、個人的には1幕冒頭のカサノヴァを赤いドレスの娘役さんたちが囲んでのナンバーの際のお姿が綺麗で印象的。
べーちゃん、痩せたし凄い綺麗になってるー。もう、次回作からべーちゃんの姿が観れないと思うとなんだか寂しい。

あかちゃん(綺城 ひか理)が、メインで歌ってたカジノの場面はびっくりしたけど、あぁこれって来るべき次期体制なのかな~?って感じちゃった。
遅かれ早かれ訪れるれいちゃん体制の際のお歌支え要員(男役)は、きっとあかさんと、つかさ(飛龍 つかさ)なんだろうなぁ~と。つかさ、最近カッコ良くなったのに。でも、聖乃くん(聖乃 あすか)の押され具合を見ると、つかさは別格なんだろうし。

そして娘役側でこのままいくと支え要員になりそうなしろきみちゃん(城妃 美伶)は、男装の麗人らしいんだけど、なぜだ?ごっつさが強調されててなんだか可哀想。
もうちょっとなんとかならなかったのかしら???
しかし、次期トップ娘役のはなちゃん(華 優希)は、既にしろきみちゃんに支えられてて心配。1幕のカーニヴァルの場面とか、数小節ぐらいなのに、ソロで歌うことすらできてないんだもん。苦笑

 

祝祭喜歌劇『CASANOVA』
作・演出/生田 大和  作曲/ドーヴ・アチア

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