宝塚観劇の日々

宝塚と観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

ミュージカル「ノートルダムの鐘」

京都で公演されている頃に気になっていて、今回やっと見ることができました劇団四季の「ノートルダムの鐘」です!

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四季は専用劇場だと約1年同じ作品を公演しているから、まだいいやって思ってるとうっかり観劇機会を逃すんですよね~。
まぁ、イメージ的にディズニー作品よりなのが多いから、私の好みとも合わないってのもあるんだけど。
でも、ノートルダムの鐘もディズニーアニメになっているけど、本作は原作よりで大人向けってことで楽しみにしてたのです。

見終えての感想を一言で表すとしたら、期待値が高かった分そこまでだったかなぁ~。
確かにディスニー版と比べればシリアスで重い作品でいろいろと考えさせてくれる作品なんだろうけど、そういう作品ってノートルダム以外にもたくさんあるしね。
でも、普段ミュージカルを観ない層とか、ハッピーな四季作品ばかり見ている層からしたら新鮮なのかも。(知らんけど)
いや、十分素晴らしい作品だったんですけどね。なんだろう?観劇後、凄く良かったらリピートしようと思ってたんですけど、今のところリピートしたいとまでは思えないかな。まぁ、キャスト違いだったら観てみてもいいけど。苦笑

まぁでも、劇団四季なので、お歌の方はもちろん基本的に上手で安心して見てられるはノーストレスで良いですよね。ただ、キャスト全員が基本的に上手な分たま~に「あれ?音ずれた?」って思える部分とかは逆に気になっちゃったりして。苦笑

あと、久しぶりに四季をみたせいか、あの独特のセリフ回し、四季メソッドっていうの?がお芝居の、演技の面では不自然で違和感が。苦笑 まぁ全員ではないけど。
四季こそSung-throughミュージカルがいいのでは?と思っちゃった。(セリフがほぼなく、お歌だけで構成されたミュージカルの事)

メインキャスト以外のキャストが石像(ガーゴイル)になったり、待ち人になったり、果てはセットの一部になったりする演出はなかなか斬新。
(でも、観劇に慣れてない人は混乱したりしないのかしら?)

フロローの甥で背中が酷く曲がっていて醜い容姿をしたカジモド。この作品に限らず外見にハンディキャップを抱えた主人公は純真で優しいことが多いですね。
そして、その逆なのが、カジモドの伯父で育ての親であり主人であるフロロー。
ノートルダムの司祭という立派な立場ではあるけれど、中身はドロドロで自分勝手でとても聖人とは言えない。

この外から見た立場と人間が持つ本質(中身)が必ずしも一致しない。ってのがこの作品で一番描かれている部分だからでしょうか。
まぁ、1幕冒頭と2幕最後に歌われている『人間と怪物。どこに違いがあるのだろう』という歌詞。これがこの作品が観客に問いたいことなんでしょう。

楽曲はディズニー作品ではおなじみのアラン・メンケン作曲ってことで、まぁどれもこれも素晴らしい楽曲で、これを聞くだけでも観劇の意味はあるかなぁ。
劇団四季からCDも(キャスト違いで3種類)発売されてますが、やっぱりアンサンブル(クワイヤ含む)の迫力とかは生観劇の方が感じられますしね。


ちなみに劇団四季は、通常メインキャストがトリプルキャストだったりするんですが、キャストのスケジュールは直前にしか発表にならないんですよね。
(四季の各キャストのファンは大変だぁ)
私が観たのは下記キャスト公演日だったのですが、後で調べたらフロローはディズニー版のフロロー役のキャストだと知ってちょっと個人的にお得感が。←単純

 カジモド:田中彰孝
 フロロー:村 俊英
 エスメラルダ:松山育恵
 フィーバス:清水大
 クロパン:百々義則

 

さぁて、私が次に劇団四季を観に行くのはいつになるのかなぁー。
まっ、作品次第ですよね。




ミュージカル「ノートルダムの鐘」劇団四季

原作:ヴィクトル・ユーゴー
作曲:アラン・メンケン
作詞:スティーヴン・シュワルツ
脚本:ピーター・パーネル
演出:スコット・シュワルツ
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