宝塚観劇の日々

宝塚観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

凱旋門を考える

今日は雪組公演「凱旋門/Gato Bonito!!」の千秋楽でしたね。
舞台とかミュージカルって何度か回数を見ているうちに、自分の中の解釈が変わったり(深まったり)することがあると思うのですが、今回の作品もその1つとなりました。

f:id:annakobayashi060:20180610203834j:plain



1回目と2回目以降で見方が不思議と変わってくるんですよね~
それは、観客である自分自身の中での見方の変化だったり、演じられている演者(組子)の変化だったりするんでしょうけど。

そんなわけで、千秋楽ということもあり、2回目以降の観劇で(自分の中で)変化があった部分をネタばれしつつ備忘録として書きたいと思います。(備忘録はいつもですが)

観ていて(受け取り手として)大きく変わったのは、やっぱりラヴィック(轟悠)とジョアン(真彩希帆)ですかねぇ~
簡単なあらすじとしては、(不法入国の)亡命者としてパリに住んでいる医師のラヴィックがパリの街でジョアンと出会い恋に落ちるが、亡命者且つ困っている人を見過ごせない性分のラヴィックはある出来事に巻き込まれ亡命者であることがばれてしまい国外追放になってしまう。
ラヴィックが国外追放の間にジョアンは俳優のアンリと付き合うようになるが、パリに戻ってきたラヴィックにそれを咎められジョアンはアンリと別れようとするが、激高したアンリに撃たれてしまう。
ジョアンを失い、また彼自身の宿敵であるシュナイダーへの復讐も遂げるとこができたラヴィックは亡命者仲間たちと共に強制収容所に送られていく。。。。

まずジョアンね。いや~~初見で観た時はなんて男性に依存しがちな女性なんだろうと思いましたよ。
たった3ヶ月一緒にいなかっただけで次の男を作るとか。(いますよね~恋人が途切れないタイプ)
そのくせパリに戻ってきた時に、自分(ジョアン)が新しい恋人を作ったのは、ラヴィックのせいにしちゃうし。

そりゃぁ、ラヴィックも怒るわな。と思ったのですが、これがね、2回目以降観てみたら意外と捕らえ方がまるっと変わって、むしろ逆に思えたのですよ。

確かにジョアンは男性に依存しがちな一人では生きていけないタイプの女性には違いないんだろうけど、恋人(ラヴィック)が、この時代(いつ戦争が起きてもおかしくない)に国外追放処分を受けてしまっていたら、途方にくれるだろうし、そんな時に優しく接してくれる人が現れたらその人(アンリ/彩風咲奈)に心を奪われてしまうかもしれませんもんね~。
ラヴィック自身も、今回ばかりはパリに戻って来れないと思ったって友人のボリス(望海風斗)に話してましたし、そのくせに自分がいない間にジョアンが他に男を作ってしまったらそれを咎め、彼女にアンリと別れる時間すら与えず突き放してしまうとか。。。懐が狭いわーーーー。年上男性の包容力は何処へ…と思ってしまったよ。。。
あの時、ジョアンにアンリと別れる時間をもう少しちゃんと取ってあげていれば、ジョアンはもっと冷静に時間をかけてアンリと別れることが出来たかもしれないし、アンリも(劇中でその描写はありませんが)ジョアンを撃ち殺してしまうことなんてしなかったかもしれないじゃないですかぁー。

 

まぁ、たらればですけどね。


ちなみに、あまり本筋とは関係ないかもしれませんが、ルート(ゴールドベルク夫人/朝月希和)とヴィーゼンホーフ(縣 千)の不倫カップルが地味に気になる。苦笑
だって、同じホテルに滞在してるんですよ~~~。普通に考えたら凄くないですかっ?!
同じ屋根の下に、夫と不倫相手がいて、さらにそれを夫(アーロン・ゴールドベルク/真那春人)以外の住人全員が知ってるとかっ。。。(ドロドロでは)
舞台後半で、ヴィーゼンホーフをカフェで待つルートの場面とかめっちゃ可愛らしいけど、よく考えれば不倫相手を待ってる場面ですもんね(まぁ、不倫ということで恋する乙女に戻ってるのかもしれないけど)

あと、何気に(たしか)このカフェの場面とかでローゼンフェルト(永久輝せあ)が恋人らしき女性とキスしたりしてるのですが、2回目にいちゃいちゃしてる恋人(らしき女性)は別の人物だっり。。。
おまえも、女は行きずりに限るのかぁーーーーとなったりして。苦笑

 

 

 

 

それにしても、今回の雪組公演(宝塚大劇場公演)は前半からいろいろありましたけど、それでも、最後まで組子と専科さんが全力で素晴らしい演技とパフォーマンスを見せてくださって、
また、どんな状況でもここへ来ればいつもと同じ夢の舞台を見せてもらえるんだと思わせてくれた劇場関係者の方々(困難な状況で来ることが出来ない観客の為には返金まで対応してくれますからね)に感謝した約1ヶ月の公演でした。

 

 

ミュージカル・プレイ『凱旋門
エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-
脚本/柴田 侑宏 演出・振付/謝 珠栄 

        にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
     にほんブログ村