宝塚観劇の日々

宝塚観劇の日々

宝塚を中心に観劇の感想などを備忘録的に。。。

雪組公演 凱旋門

久しぶりに宝塚を観てきました。雪組公演「凱旋門」です。

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作品発表があった際に(一部)宝塚ファンの間でざわついた公演です(苦笑)
なにしろ18年ぶりの再演で主演をその18年前に演じられた理事(轟悠)がされるのですから。轟さん雪組トップ時代に賞を受賞されている作品で思い入れがあるのかもしれませんが、まぁ、現役時代を知らない初心者の私からしたらそんなことどーでもいいわけで(失礼)
そんなわけで、チケットを取ることすらためらった今回の公演でしたが、ちょっと前に観に行ってきました。

 

ネタバレしてます。
そして、理事のファンの方は快く思わないことも書いてますので、ファンの方遠慮されたほうが良いと思います。

 

ラヴィック(轟悠
ドイツから亡命してきた外科医で、オテル・アンテルナショナールの住人。
舞台の上にいる誰よりも男役歴の長い理事ですから、もう見た目から声からどこをとっても男性に見えるのですが、観ればみるほど今轟さんがこの作品でラヴィックを演じる必要性がまったく理解できませんでした。
現トップスターじゃないから。とかではなくて、ある程度の設定年齢ってあるわけじゃないですか役柄上で。それが、ジョアンに対する態度とか親友のボリスとかを考えるとどう考えても年齢的に役柄に轟さんには合っていないんですよ。
特にダンスシーンがあったわけでもないのに、冒頭数十分で既に汗びっしょりだし、歌声も枯れていてこれからの長期公演(東京公演もありますからね)心配になるレベルでした。

ジョアン(真彩 希帆)
戦争がすぐにでも始まってしまうようなそんな時代だからなのか、そもそもの体質なのか、ジョアンは常に誰か(男性に)依存しなくては生きていけない女性なのでしょう。
男性といることで心の平穏を保ってられる。だから、ラヴィックといる間、常に「私幸せ」と繰り返す。本当に幸せだったらあんなに連呼しないもんですからね。
そして依存性体質な為か、自分中心にしか物事を考えられず、ラヴィックがいない間に新しい男性(アンリ)の元にいる自分の行動をラヴィックのせいだと責める。
個人的な好みもあるでしょうか、私はきぃちゃんの声質と歌声が好きなので、嫌な女だなぁ~と思いつつも、そこまで嫌いになれなかった。
でも、最後に死んでしまう場面を見ても目頭が熱くなるとかまったくなかったので、やはり感情移入はできなかったんでしょうねぇ。

ボリス(望海 風斗)
だいもんの無駄使いでしかない。
ストーリーテラーであるボリスは他の組子に比べれば出番はあるのですが、説明台詞は多いしやはりお役としては目立つ役ではなかったですね。。。
(だいもんでも十分にラヴィックを演じれただろうに)

アンリ(彩風 咲奈)
プロローグ冒頭以降(知ってたけど)3~40分出てこないお役なのでお芝居前半は出番がなくてツライ。アンリは映画俳優ってことで、アンティーブでの登場シーンのさわやか且つ華やかなことっ!その後のタキシード姿の場面とか、スタイルもいいしカッコいい。あんな穏やかそうに見えて、最後は嫉妬に狂ってしまうとか(たまらん)
まぁ、でも、舞台上でそういったドロドロとした愛憎の場面が描かれないのが残念だったかなぁ~

ヴェーベル(彩凪 翔)
ラヴィックの友人で(たぶん)フランス人医師。まぁ、白衣姿に聴診器に眼鏡とファンにはたまらないお姿を披露してくれるのですが、翔ちゃんも出番が少ないんですよね~。

マルクス・マイヤー(煌羽 レオ)
結局シュナイダーが死んだから、当初の目的通りにはいかなかったんでしょうが、カリ様こと死の鳥(AKA)は、しれっと亡命者仲間であるオテル・アンテルナショナールの住人の情報を売ろうとしてたんだなぁ~。抜け目ない。

ローゼンフェルト(永久輝 せあ)
ちょっと抜けてる感があるローゼンフェルト。本作で唯一のクスリと笑いが起きるのが、ローゼンフェルトと美穂圭子さんとの場面でしたね。

しかし、ボリス、マルクス・マイヤー、ローゼンフェルトのお酒の場面以降は、路線といえども(いや、だいもんですら)理事長が演技している場面で踊る背景と化してますからね(悲しい)

アーロン・ゴールドベルク(真那 春人)ルート・ゴールドベルク(朝月 希和)
えぇっと、ゴールドベルク夫妻は年齢差のあるご夫婦なんでしょうかね?
本編よりも、こちらの夫婦と、ヴィーゼンホーフとの3角関係が地味に気になる私。苦笑
ヴィーゼンホーフをカフェで待つ時の、人妻とは思えない希和ちゃんの可愛らしい乙女感。ここだけ見ると、結婚は親が決めたもの的な?と、本編とは全然違うことを考えてしまう。苦笑

ヴィーゼンホーフ(縣 千)
ゴールドベルクさんの自殺前後ぐらいしかセリフはないのですが、縣君、前回の大劇場公演(特にショーあたり)からあか抜けてきて、目を引きましたわー

ハイメ(朝美 絢)ユリア(彩 みちる)
暗ーいお話の中で、唯一最後に希望を見せてくれる可愛らしいカップル。これまでのヒロイン経験がそうさせるのか、みちるちゃんの舞台上でのヒロイン力を感じました。

 

いやしかし、作品的にはやはり暗い話(戦争の陰におびえる人々の話なので)だし、組子もそんなに活躍してないから回数観るのはツラいかなぁー

 

 

 

ミュージカル・プレイ『凱旋門
エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-
脚本/柴田 侑宏 演出・振付/謝 珠栄

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