少し前になりますが、今年最後の観劇に行ってきました。井上芳雄と坂本真綾が送るハートフルミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ~足ながおじさんより~」です!
舞台の感想を一言で表すとしたら、ただただ素晴らしいということでした。
(観れて本当に良かったっ!)
通常観ているミュージカルと違ってキャストは芳雄さんと真綾ちゃんの2人だけでしたが、2人で十分。
この2人が最高。
ハマリ役だとは聞いていましたが、確かになるほど納得です。
セットも背景も殆どまったく変わらないのですが、確かに物語が進むにつれて観客の眼には場面が変わって見えるのですよ。それも、おふたりの演技あってのことですよね。
真綾ちゃん演じるジルーシャがダディ(ジャーヴィス/井上芳雄)に宛てた手紙を介して物語りは進むのですが、それでもまったく飽きないし、むしろその演出手法が面白い。
真綾ちゃんは、ミュージカル女優というにはお歌は弱いところもあるように感じましたが、それよりもなによりもその演技が素晴らしかったです。本職は声優さんだそうで、だからなんですかね、声色とか素晴らしいのですよ。
芳雄さんも、お歌は相変わらず素晴らしいし、手紙を通してなのですが、ふたりの掛け合いの演技も面白い。
ふたりだけのミュージカルだから、まぁ当たり前といえば当たり前なんでしょうけど、どちらかがセリフや歌っている間以外はどちらか喋ってる/歌ってるわけで。
セリフ量とか、特に真綾ちゃんのセリフと歌の量は半端ないですからね~。いろいろ凄い。
楽曲も素晴らしいんですよね。ミュージカルですからね、楽曲も重要ですよね。
ストーリーも要所要所にクスリ笑える展開(言葉)があったりして、児童小説が原作といっても全然大人でも十分に楽しめる内容でした。
1年の最後にほっこりする良い作品観たなぁ~とホントしみじみ思いました。
今回の公演は3年ぶりの再演ですし、DVDも発売されるということでもしかしたらこのキャストでの公演は最後かもしれませんね。でも、もし再演されることがあったら是非また見たいです。というか、DVD良いなぁ~(もちろん舞台なので、生が一番ですけどね)
スタッフ
音楽・作詞:ポール・ゴードン
原作:ジーン・ウェブスター
脚本・演出:ジョン・ケアード